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2004.11.26

風の音にぞおどろかれぬる(塗面に埃が付くからね)

 関東地方はだいぶ気候が冷涼になり、空気も乾いてきて模型制作にはちょうどよい季節になって参りました。
 穏やかな日には窓開けてても寒くないですしね。
 フェアリ・フルマーの制作はパイロットの搭乗準備にかかっておりますが、ちまちま細かく何色も使う都合上平日の夜には進められません。土曜の夜にはライヴに行くので、早い時間に着手しようかなと思っておりますよ。

 で、そんな晩秋の夜は何をしているかというと、マリみて」もどきAVの鑑賞ガンプラ素組みだったりするのです。
 え?GNO2?アレはもう飽きました(←大暴言)。毎日オンして戦ってはいますが、アレはもはやグループウェアみたいなモノですから。将来歴史の教科書に「マッタリズムの台頭」などという章立てが作られそうな勢いですよ。

 このブログからリンクしている唯一の外部サイト「稲妻娯楽要塞研究所」の所長こと稲妻號氏が最近HGUC版Gアーマーの制作状況を日記にアップしているのに触発されて、私もストックの中からHGUCのRX-78NT1「アレックス」を取り出して組み始めたのでした。

 素組みです。さすがに接着剤は使いますが、基本的には最低限のゲート処理と黒い部分へのマーカー墨入れぐらいでささっと作ろうかと思って始めてみました。
 しかし、何度作ってもバンダイの設計はすごいなあ…スナップタイトでこれだけできちゃうんだものねえ…
 
 そうそう、最近は小学校の夏休みの工作課題とか、ガンプラ素組んで持っていってもオッケーらしいですな。
 私の頃なんて、ちょうどガンプラブーム真っ盛りで当時の小学生もそれなりの工作技術でガンプラを作りまくっており、当然キットの方も今よりずっと技術を要するものだったわけです。
 そんな頃ですら、私が技術家庭の夏休み課題にタミヤのタンク工作基本セットを素組みして持っていったらスノーク似の先生に「ムーミン君(?)、買ってきたものをそのまま持ってくるとはなんたることかね!言うなれば手抜き!」とかそんな風に先生に怒られたんですよ?(かなり嘘)
 そのときは仕方ないのでその上に工作用紙でKV-2っぽいボディ(砲塔が箱形で作りやすかったからね)を急造し、ロシアングリーンなどという特色のない時代ですので水彩絵の具のビリジアンで塗った(一応タミヤの広告を見てスローガンっぽいモノも書きました)代物を載せて再提出し一応OKはもらったのですが、戦車を解さぬ愚かしい同級生に「こんな戦車ねえよバーカ」みたいな趣旨のことを言われ殴り合いの喧嘩に発展したりといろいろ大変だったんですよ?
 そういえば小学校高学年時には友人が持ってきた「ホビージャパン」の小林源文劇画を見とがめた女の子が「マンガを持ってきてる」とか騒ぎ立てて学級会にとかそういう馬鹿げたエピソードもありましたなあ…

 …余談の更に余談が長くなりました。
 いくら何でも今のガンプラ素組OKは世も末だと思っていたワガハイですが、考えようによってはタミヤ、ハセガワ、バンダイの製品を作れば日本の工業技術のすばらしさを学ぶことができますなムンパッパ。

 しかし。いくら「改造しちゃアカン」とはいえ、宿題で素組みはダメだろうよ!最後の一線というか、せめてモノアイは光らせようぜ…と思ったら、モノアイどころかこんなモノまで製品で売られてるのか!やはり世も末だ

 あ、ガンダムNT-1の話でしたね。
 素組みとはいえ写真が欲しいところですが、実はまだ載せられないのです。

 なにしろ、上半身だけ組み立ててちょっと一休みしてたら、

 いつの間にか寝落ちしちゃったからネーッ!

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2004.11.25

朝日ソノラマは偉大であったのだ(完了形)

 思い起こせば、軍用機モデラーの制作意欲のうちの少なからぬ部分が、「航空戦史シリーズ」(新戦史シリーズも含む)によって励起されていたのであるという考え方はどうでしょうか。

 Blogモデラーの皆さんも結構読んでは萌え萌えては作りというパターンをなぞっているのではないでしょうか。

 ということでワタクシの本棚にある、わりと読み返しているものをリストアップしてみるアルよ。

 1.W・ヨーネン「ドイツ夜間防空戦」
 2.木俣滋郎「極北の海戦」
 3.チャールズ・ラム「雷撃」
 4.中山雅洋「北欧空戦史」
 5.大井篤「海上護衛戦」
 6.ハンス・U・ルーデル「急降下爆撃」
 7.日辻常雄「最後の飛行艇」
 8.K・ブールマン「シーハンター」
 9.W・フランク/B・ローゲ「海の狩人アトランティス」
10.P・シャンクロウド/A・ハンター「マルタ島攻防戦」

 この十冊ぐらいでしょうか…あ、ランク付けではないので念のため。

 文章として面白いのはやはり1.3.6.9でしょうか…やはり本人、それもヨーロッパの人が書いてるヤツはリアルだし、文章が綺麗で読んでいて楽しいです。
 6.は、ルーデル大佐の男気にメロメロですぞ!彼ほどの名パイロットでなかったら成り立ちませんよあの文体は
 また、1.は高校時代の私をガチッと虜にしてしまいまして、なけなしのバイト代で思わずレベルの1/32Bf110Gを買ってしまうほどでした。
 ただ、そのキットはDB605エンヂンを完成させただけで未だ押入れの中ですが

 9.も海洋冒険ドキュメントとして読むとおもしろさ爆発ですね。倉庫が押収した卵で一杯になる話とか、偵察機を大西洋のど真ん中で飛ばすエピソードとか、下駄履き萌えの方ならきっとAr196のマーキングを調べたくなりますよ。

 同じく当人が書いてる7.は日本的痛快さに満ちています。下駄履き機(飛行艇ですが)のすばらしさも横溢です。日本機モノから選ぶなら他にもあるかと思いますが、同じく日本物の5.も同様に、日本軍ネタの場合は戦略戦術のメインストリームからはずれた部分こそ面白いとと私は思います…日本の決戦思想に基づく戦いは早いうちから負け負けになってしまいますしね。

 2.4は北欧ネタとしてきわめて重要なのは80年代に日本でヒコーキ模型をやった人ならよくおわかりと思います。
 4.はブルーステルやモラン、グラジエーターを作る原動力として有名ですが、2のほうもレベルのFw200やHe115(マッチでも可)を制作したくなると言う点で危険な書物ともいえます(笑)

 3.10は地中海モノですね。3はアメリケンなムスタング野郎でさえ複葉萌えにしてしまう(実話)魔力のある名著です。地中海モノではW・ブリューア「降下目標シシリー島」も欲しいのですが古書店でも見あたりませんなあ。

 そして、アメ公のヒコーキがあまり好きでない私がTBF/TBMアヴェンジャーだけは結構買っているのは8.のせいだったり。

 いわゆるバトルオブブリテンモノとかフランス上空関連のがないのはやはりメインストリームを避ける性癖のなせる業かしら。残念ながら、クロステルマンの「空戦」「撃墜王」も持ってないのですよ。

 他にもっと面白いのもあるのでしょうが、入手困難なモノが多いのが残念ですね。
 「朝の読書」とかいう珍妙(←偏見)な活動をうちの職場でもやることになりまして、ドカンと30冊ぐらいの本を古書店つか主にブコフ(BookOffの短縮形)でチョイスしてきました。で、その中に「大空のサムライ」とともに「海上護衛戦」を含めて教室に置こうとしたのですが、土曜半日かけて神田を回っても発見できませんでしたよ。
 え?他にどんな本を買ったかって?ははは、内緒です。「マリみて」の最新巻を買ったりはしてませんよ?

 ともあれ、「急降下爆撃」を再刊してくれた学研M文庫と「ドイツ夜間防空戦」を改版してくれた光人社には、今後とも若者たちのモデラー転向を強力にプッシュすべくヤルゾヤルゾの敢闘精神で頑張っていただきたいと思うところでありまする。

 あ、ラインナップ充実とともに価格も下げる方向で

 追加:航空戦史シリーズではないですが、笹本祐一が大戦間の食い詰めブッシュパイロットを主人公(当然相棒は美少女)にした小説(タイトル忘れました)をソノラマから出してたと思うんですが、アレ今手に入らないですかねえ。
 ハンドレーページか何かの輸送機で象を運ぶ話とかが記憶に残ってて、もう一度読みたいモノです。
 ただ、これを読んだときに殊更レベルのキャメルとかエアのO/400を作りたいなどと思ったような記憶はありませんが

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2004.11.24

不思議な話

「日本語力」低下 4年制私大、国立さえ… 「留学生以下」お寒い大学生

 中学生レベルなら、まだいいと思いますよ?
 入れちゃう大学も大学だが、正直な話入れてくれるのはありがたいですからのう。
 大学なんか、入れるのはいいとしてついてけないやつは置いてけぼりでいいんとちがうの?
 さすがに高校はそうはいかなくなっちゃってむしろこっちが困ってるんですけどね
 義務教育に金ケチったら後でもっとずっと激しく盛大に後悔するよ、きっと

原潜侵犯 明確な謝罪、説明なし 日中外相会談

 中国が謝罪するわけないじゃない。悪いなんて全く思ってないんだから。
 防空識別圏まで自衛艦が追尾したことに文句たれてるぐらいだからねえ。
 「遺憾」が謝罪だと思ってる首相の国語力にこそ寒さを感じるべきでは。

 小泉首相、「遺憾」の意味は「残念」です。

 「残念。見つかっちまったぜ」

 と言ってるだけなんです向こうは。

 何しろ、田中角栄だっけ?訪中してやったときに過去の戦争行為(私は「戦争犯罪」という表現は安易に使いません)に関して「遺憾」の意を表したとき、中国では「遺憾」が謝罪にならないと向こうの偉い人が言い放ったそうですからな。

 フツーだったら、飛行機や潜水艦が領空や領海を侵犯したら、侵攻を警戒するものじゃないのかね。
 大東亜戦争の前には日本だってフィリピンや南洋を偵察したはずなのに、今やそういう感覚の持ち主はいないんだろうね。
 今日、それなりの性能を持つ潜水艦が領海内に入ってくるというのは、それぐらいの大事のはずなのですが。

 しかし
 この期に及んで靖国参拝をやめろとか内政干渉してくるとはブラウンウォーターネイビーのくせに生意気だぞ中国海軍(海軍は関係ないが)と思わずにはいられません。

 まああちらさんにも鄭和や丁汝昌の衣鉢を継ぐ者がいたのかと思えば腹も立たないかなあ。
 例の漢級艦長は鄭成功の子孫すなわち日本人の血がとかまで妄想して言い出すと某韓国みたいでユカイですな

 どうでしょう、首相は参拝しなくてもいいから、代わりに一般市民がガンガン靖国に参拝して、大混雑の様子をテレビで報道するとか言うのは。あとは靖国神社内に公営カジノとか免税ショップを作って外国人観光客で埋め尽くされるようにするとか。
 あ、ナイスアイデア!警察OBあたりで近所にパチンコ屋を開いて換金所を神社内にする。特殊景品は玉串。これで玉串奉納しても問題なし。

 まあこんどは「靖国参拝を法的に禁止しろ」とか言い出すんだろうけどね。
 あ、後者なら「参拝ではない」と言い張れるか。

 私?

 今度零戦でも作るときに実機を見るために出かけるぐらいでしょうか…でも、こういういたずらをするなら積極的に参加しますぜ

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2004.11.23

いんてりーあ

 元Vista、昔SMER今ドイツレベルから出ている1/72フェアリー・フルマーのキットは、きわめて窓が多く透明度の高いキャノピー部品を備えているにもかかわらず、偵察員席にはシート以外何のモールドもないのでありました(以上前回までのあらすじ)

 ということで4+の本見ながら適当に工作。
model/furmar8

 エバグリーンの0.75mm角材でリブを表現し、あとは無線機とか全然間違ってた後席航法計器とかをちょこちょことプラ板で。オーバースケールだったりいい加減だったりするのはまあ「何かある」だけでいいだろうと最初から割り切ってるからだったり。

 次はパイロットを塗りますよ

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2004.11.20

カモメが飛んだ

いつまでもエロゲネタをトップに置いておくわけにもいかんので、がんがってフルマーを作っているのですよー。

model/furmar6

 "c(-。-,,)c)~"
 何ですかねこの路面電車みたいなキャノピー部品は…。
 面相筆は当分見たくないですな

 透明度があまりに高いんで偵察席のインテリア(がこのままではほとんどないと言う事実)が丸見えです。
 しかも風防パーツの裏側までタイヘンよく見えてしまうと言う大誤算
 面倒がって機体内部色での下塗りをサボっていたのでどうしましょ。


model/furmar7

 とりあえずそれっぽく

 SDEカラーのダークスレートグレイとイクストラダークシーグレイをそのまま塗ったら、案の定暗すぎたようです。
 下面のスカイ(Mrカラー26ダックエッググリーン)とのコントラストが凶悪であります。
 しかしながら、これはもうどこからどう見てもFAA機としか言いようのない(フランス機もこんなカンジですが)独特の配色がカ・イ・カ・ン(←バカ)

 今回、家の外壁補修とかで家中が乱雑になっておりまして、エアブラす場所がないため筆塗りっす
 しかも部屋がそこはかとなく埃っぽいモノで、イロイロ付着しまくり。アップでは到底見せられませぬ
 ワタクシ今後エアフィックスや旧レベル箱絵写真のゴテゴテ塗りを笑えません

 かくて
 皆さんご存じの通り、ヒコーキはここからがまだ長いんじゃよね~。
 デカール貼ったり小物作ったりパイロット載せたり偵察員席を飾り付けたり汚したりとかまだまだやること一杯ですぞよ
 あ、パイロットはキットに含まれないのでエアのソードフィッシュから転属に決定

 果たしてヴィクトリアスのインド洋出撃に間に合うのか!
 インシアラーと投げっ放ちつつ今回はおしまいであります

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2004.11.15

”北総戎一牛伝”「今業平の受難」

 昔、男ありけり。
 男、さるPCゲーム(アダルト)をぞ買ひける。
 買ひたるはよろしけれど、遊ぶに暇なかりき。
 そののち、男すこぶる困窮す。
 秋葉原へ赴き、ソフトをば中古業者へと売りける。
 売らんとするがさきに、ソフトをインストールし、メディアをCD-Rへと焼きつ。
 男、後にゲームを始めたれば、しばし進むにエラーの出でて止まるあり。
 男曰く、「こはコピープロテクトの発動したるにやあらむ。やんぬるかな」とぞ言ひて嘆きける。
 再起動するも、エラーの出づること限りなし。
 男、このゲームのかしこくえろえろしきを珍重することはなはだしく、ゲームの行方を求むること限りなければ、すべなくて、ついに中古ソフト屋にて再びかのソフトを購ひたり。
 心寄せに家に帰り、CDをドライブに入れゲームをば始めたれば、またエラーあらはれぬ。
 男、大いに怒れり。
 別なるPCをば起動し、ソフトをインストールしたるに、ゲーム先に進みぬ。
 ピーコしたCDを用いるも、エラーあらわれず。
 男欣喜雀躍し、勇みてゲームを進めたるに、続く物語の陳腐なること世になく、えろきことはうたがひなけれども、下品なることまた限りなし

 ここに及び、男、大いに鬱たり_| ̄|○
 男の散財ひとかたならずして、それが後に益々困窮したるとかや。

 新体操(真)

 てめえだ!!

 あ、でも謎の中国人にだけはかなり萌えました

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イロイロ大変ですが

 私は辛うじて元気です。

 ということでフルマー塗ってみた
model/furmar5

 何だかもうディテールアップとか面倒になってきたので全体を先に塗ってみるオレ。
 フルマーはまだ二つ持ってるし、どうやらドイツレベルからも再販された(フロッグスキュアやブレニムも出てるようですな)こともあって、出来はともかく完成が優先でございますよ

 今回、どんな色になるかという紹介を兼ねて、敢えてSDEカラーのダークスレートグレー&エクストラダークシーグレーをチョイスしてみました。とりあえずダークスレートグレーまで塗った状態です。
 ちなみに筆塗りです。別に超絶でも匠の技でもないベタ塗りです。
 湿気が多くてなんか艶っぽくなってしまったよ…後でフラットクリア吹くしかないかあ。

 下面色はMrカラーですが、特色のスカイは使わずに26番ダックエッググリーンを使ってみた次第。1/72だったらこちらの方がいいのでは…と思ったら、ダークスレートグレーと彩度が違いすぎてちょっとアレかも知れませんのう。

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2004.11.09

Jack Higgins「Day of Reckoning」

 読了しました、ヒギンズ「審判の日」。
 ああなるほど、と思うと共にちょっとタイトル負けなような複雑気分。
 "Day of Reckoning"っていうのはいわゆる「最後の審判」(あるいは「年貢の収めどき」)のことなんですが、最後まで読むと、今回主役になっていいはずがどうもやられ役っぽくなってる登場人物の台詞がグッと来ます。
 ヒーローが大活躍して悪党をやっつけても、つまり最後に全ての罪が裁かれたとしてもどうしても清算できないものはあるんだ、という風情の言葉でいやがうえにも寂寥感をそそられます。

 外国文学、とくに暴力を扱う小説の分野では、この問題を主人公がどう考えるかが結構重要なテーマであって、ブライアン・キャリスンの「無頼船長トラップ」シリーズでも主人公トラップ船長が最後に自分を欺いた悪党を殺す理由として、彼のせいで命を落としたケチな船員の命を蘇らせるよう求める、という場面を思い出したですよ。

 本作の主人公ディロンの場合は、自分の命を余り省みない代わりに悪党の命も全然気にしないところがどうも味気ない(ソレが魅力と言えなくもないけれど)のですがどうも本作の場合は他のキャラクターまでもがそれに染まってきているようで、そこはかとなく違和感を感じるんですなあ。

 アメリカ人ブレイク・ジョンスンは正義の人と言うことになっているけれど、今回は復讐の張本人ということもあってどうも歯切れが悪く、それなのに銃傷で後半活躍が少なくなってしまっている、しかもその後を埋める人物が若いギャングのビリー・ソルター(過去作品に登場したハリー・ソルターの息子)とあってはディロン流に逆らえるわけもなく。ハンナ・バーンスタイン警視のもはやパターン化したような公明正大遵法路線が浮いて見えてしまうようではバランスの悪さは否めません。

 確かに本作も面白いし、常連キャラに新キャラも加えた精鋭メンバーが結集して大暴れという良くも悪くも「Aチーム」化した爽快さがあってヨシ!なのですが、もう少し内面を複雑に絡ませるような、いわば鬱屈したキャラクター描写があった方がヒギンズらしいと思うんですけれどねえ。
 なんだか上手く書けないけれど、このもどかしさ分かってくれ!という気分ですよ。
 訳者のせいとかは絶対言いたくないけんのーーー

 ワタクシみたいに「狐たちの夜」「反撃の海峡」や「双生の荒鷲」のような主人公のキャラ立ちとシチュエーションで攻める作品が好きな人間にとっては今回ちょっとあっさり終わりすぎたかも。

 次回作「 ホワイトハウス・コネクション」もすでに買ってあるので読むとしましょうか。

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2004.11.04

サンダー杉山でなかっただけまし?

 銀河の中心こと千葉県、某月某日午後6時。
 今日も一日ハードな仕事に心打ちのめされて、冷たくなった紅茶をすするえびすどん。
 机の上にアゴを載せて、何となく開いた自分のBlogから模型店のサイトを巡ってみたり。

 …おや?
 某老舗模型店のサイトの在庫リストに、MPMの1/72フェアリー・バラクーダMk2があるではありませんか!スペシャルホビーの1/48は有名ですがいかんせん高すぎます。やはりナナニイですよねえ。

 …おやおや?
 なんと、ワタクシがただいま絶賛製作中断中のエアフィックス1/72ウエストランド・ライサンダーも載ってるではありませんか!買ったときにはこれほど見かけなくなるとは思わなかったので、もう一個買っておきたかったんですよねえ。なんなら一旦カクーホの上、牧師様にお歳暮としてお送りしてもいいですし。
 とりあえずゴー!テレフォンゴー!

 …残念、バラクーダは品切れのご様子。でもライサンダーは取っておいてくれるようです。
 早速買いに行きましょう!フルマーの表面磨きすぎて細かいペーパーとかもなくなりかけてたし、ついでに補充しようかな♪…とか考えながら車を走らせます。
 こんな時間は、実際にプラモを切ったり削ったりしてる時の次に楽しいですね。

 のんびり運転すること40分、お店に到着です。
 店頭の特価品箱を見てみると、見慣れないメーカーの1/72チャイカさん(I-153)が。
どこかで見たような箱絵のような…?

 ええと、AER?聞いたことありませんな…まあバウマンさんが滅多やたらに仕入れてくる東欧キットの一つでしょうが…お、箱開くじゃん。チェキチェキチェキよ!ってもどうせ金型はエレールなんでしょ?
 おや、エレールじゃないですよこれは。しかもデカールが何種類あるのコレ?
ネタはいいですが鮮度が心配
 ソ連は当然として、中華民国、ドイツ(鹵獲機)、そしてフィンランド?
 面白い、買おう(←墓穴)
 
 とりあえずチャイカを持って入店。しかし、この店は来るたびに狭くなるな…
 とりあえず、注文の品をお願いするのは後にして、とりあえず店内をざっと検分します。
 アレコレためつすがめつしたうえで、張り線用の銅線と耐水ペーパー、ピンキーストリートの新製品(笑)など必要な用品を持ってレジに。
「あのー、先ほどエアフィックスの件でお電話した者ですが」
「ああ、こちらに用意してありますよ」

 どーん(シリーズ4の箱が置かれた音)

 …うわ、でか!
 コレ2004年版の新パッケージ?コレにライサンダーが一機だけ?それとも韓国製新金型で48でも出したってか?しかも箱絵がカッチョイイぞ!何さコレ、奥で火を吐いて落ちてるのFw200コンドルじゃないの。いやはや勇壮な場面じゃないのさ…4発エンジンの猛回転っぷりがなんとも………って、4発?4発機?

「………それは、サンダーランド…」
「ええっ?」
「ワタクシが問い合わせたのは『ライサンダー』ですが」
「あっ…すみません…」

 「サンダー」しか合ってないよ!
 しかも頭韻でも脚韻でもないし

 頼みますよ○ン○○さん…

 しょうがないのでチャイカと道具類だけ買って帰りました。

 ということでもうすこしチャイカさん内容画像
塗装図がないよ!
言うは易く行うは難しな組立説明図
すごい防弾ガラスだ!

 もしかして…オレ、またハメられた?

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2004.11.02

Affair of PBM

・某所で晒されたメールの送り主はオレではありません。
 まず言うなら、オレに関して言えばWEB上にPC名を入れたサマリーを書くこと自体はオッケーです。むろん事前の許可不要。
 それ故中の人の個人情報でも晒されない限りオレとしては文句なし。
 確かに書かれている行動内容は不正確って言うかあのひとのテイルを読む能力が「?」なのだけど、仮にオレがクレーム出すならあんな冗長な文面では送りません。
 それにわざわざあんな女性っぽい文体を擬してまでやるはずなし。やるときはズバッと直截に行くヨ。

 「ウソをウソと見抜けない人はPBMを(ry

・そういえば、カルロ・ゼンの中の人が徳川参世だったとはねえ…
 きっと某A社よりPASのほうがプレイヤーに優しいんだろうね。
 ラッセル・レーヴェンスターンの中の人が円城寺啓一郎なのは偶然でしたが

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最近のえびすどん

 仕事が大変で、もう帰ったら卒倒するように寝ています。
 PC立ち上げてログオン画面が出る頃には意識不明なんてコトもざら。

 聖職者は大変です、特にアメリカの現代小説に出てくるような、スラム街の教区なひととか大変だろうなとか思いつつ働いてます。

 もう日々の突発的トラブルに対処するだけで手一杯。

 ハッキリ言ってやることが山積み。単にやることないからという理由だけで英語も出来ず当座の資金もないのにイラクに行っちゃうヤツの気持ちなんか到底想像もつきません。どうせなら代わりに廊下見張ってくれよ。なにしろ日本国内、いや千葉県内だけですらやるべきことが多すぎます。

・昨夜はGNO2のオデッサ防衛戦惨敗でめんどくさーとか思いながらランキング褒賞機配ってました。
 隊長業も大変です。

・それはそうと、ネコミミモードとやら(試聴ページ)を初めて聴きました。
 よりにもよってレオナルドの店内で(驚)。

 いや、行徳店閉店セールとなれば行かぬワケにはね。
 閉店ギリギリながら、行った甲斐あって探していたイタラエリドルニエ夜戦と剣マークのハセガワスピットを見つけられたのでちょっと精神状態が上向きました^^

 買い物で気晴らしは危険なので素人にはおすすめでき(ry

 プラモ作りたいですねえ。そろそろ塗れますよフルマー。

 秋葉原関連は小ネタいくつかあるので明日気が向いたら書きますハイ

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