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2004.12.31

弐千四年師走の大立ち回り

 (註:今回は久しぶりのバカトーク風味、かつ内輪ネタでお送りします)

 12月30日までの二日間はコミケでありました!行きませんでしたが。
 それでも、朝早く起きて東関道から湾岸線へと、車を西に走らせます。
 話題はコミケではなく、我々の仲間内(Blog Modellersではありません)の忘年会!
 年末ゆえあちらこちらで仕事も納まりつつあると言うことで、夜の宴会に先立って少し遊ぼうかと言う話になっており、各自準備でき次第合流してもらーう!という次第。
 で、幹事であるオレも頑張って早朝から今年最後のミーティング(ケッ)を片づけ、東京にむかっているのであったよベンベン。

<第一日目>
 まずはちょっと遠方から上京してくるうずら嬢を羽田空港に迎えに行こうというところ。
 天気悪くなるとは言われていたのが案の定、雨。傘を一本余計に積んで出発したので問題なしだと思うが…。

 ということで…まずは、合流してもらったー!
 午前9時頃には、急に空が一段と暗くなって、空から何かがバラバラと…雪かよ!

 さあ、ネクストの人は!予定では午後1時頃にPBM関連の女傑(笑)に合流してもらーう!
 ということだったので、とりあえず都心に戻って、どこかで昼食を…と思っていたら、電話が。
 午後になってから合流のはずの、件のエム嬢ではありませんか…あなた前日から夜勤のはずでは?まだ11時前だよ?

 ともあれ、神田に大急ぎで移動。
 合流してもらったーー!
 昼食は以前から話題になっていた亀戸の「菜苑」の予定が、何と昼は休み!
 急遽予定を変更し、白山のイタリアンレストランへ。白山通りに車を止めて、オレが学生時代を過ごした閑静な東京の街を散策しつつ…と思っていたのが、雪ですよ寒いですよ!本当はその4件となりのパスタ屋「こむぎこ」に行きたかったのですが、早々に休みに入ってしまっていたようで、次善のチョイスとなりましたがコレはコレで美味かったですな。そろそろ店の名前覚えないと(笑)ああ段取り悪いオレ。

 さて、ネクストの次だ!
 食事中に、埼玉県の巨漢(笑)料理人から合流電話。
 とりあえず、このあとの予定もあるので京浜線の秋葉原で合流してもらーう!
 …ということで、再び雪道(長い石段含む)を引き返し、車で秋葉原へ。
 秋葉原で駐車場を探したところ、京浜線ガード下は当然ながら満車。たん清の脇のコインパーキングが運良く空いていたので車を止め、秋葉原駅へ雪中行軍。女性陣にはラジオ会館の中で暖を取って貰い(笑)会館前で美影氏と待ち合わせ。

 ほどなく…合流してもらったーーー!
 仕事帰りでスーツにトレンチコート姿の美影氏のご登場。オレも黒いトレンチコートを来ていたので二人並ぶとかなり壮観。
 そして再び女性陣と合流し、ボークスはじめオタクコースを回っているうちにネクストの次の次だー!
 これから行く場所に非常に行きたがっていた御仁から連絡、秋葉原に着くとのこと。再びラジオ会館の前へ。

 特に問題なく…合流してもらったーーーー!
 何とも雰囲気のある出で立ちでご登場の姫梨架嬢
 そして、今日のメインイベント(まだです)、我が第二書斎またはGNO2チーム「デス・ウィッシュ」中隊第二本部ことJAMアキハバラ長い!略して第二書斎へ皆さんをお連れすることになっているのであーる!
 コミケ会期中は午後四時開店と言うことで、ちょうど4時数分前に店の前に到着してみると、店の前で待っているらしい男性が一人。まだ看板も出ず開店のネオンもついておらず、準備中の様子。
 ここで焦るほどボク達必死じゃありません、ノンビリ駄弁りながら待っていると、うわ!ほんの数分の間にいつのまにやら、我々の後に長大な行列が!なんなんだこの暇人どもは!と見るうちに一人の必死君、じゃない勇敢な若者が階段を下りて店内へ。どうやら開店してるのかどうかを確かめに行った様子。
 …戻ってこない。これは単に電気つけてないだけか?よし、我々も便乗して降りてゆこうじゃないか!
 ということで無事入店し、ナッツなどつまみつつ茶を飲むわけだが…あのー、姫梨架さん、エムさん?顔がゆるんでいてよ?ウエイトレスさんがテーブルの横を通りすぎる度に視線が追随する完全ロックオン状態。いや、まあ気に入ってもらえたならそれでOKなのだが…以前この人達は、この店でウエイトレスが近寄ってくるとどうしても気になるとか言ったオレに芳しくない反応をしていたような…?ホントこの人達は可愛い女の子が好きなのだね(苦笑)

 さて、ネクストも終わりに近づいた! 呑み会参加者には、会場の建物内で合流してもらーう!

 今夜の忘年会の会場はおなじみ、有明TFTビルの「寿司岩」なのである。
オレのお気に入りなのもさることながらコミケに行く人もいるかと思ってのチョイスなのだが、結局一人もコミケ参加者はいなかったり。

 おっと、行く前にコミケに参加していたジョー・ギリアン中尉こと山ちゃんから戦利品を受け取らねば。
 そそくさとアイテム(2kたんフィギュアほか)を受け取り駐車場へ。
 有明に移動。五人乗って雪道はどうかと思ったが、高速は大丈夫の様子。
 さすがに午後6時ともなれば、コミケ後の連中もいないだろうと思いきや、TFTビルの2Fロビーはものすごい死屍累々…帰れよオマエら!と言う感じの中で北条さん登場。
 合流してもらったーーーーー!
 まあ、そんなこんなで忘年会に突入。ネクストの最後はおーつか氏なのだが、彼は仕事で途中からの参加。
 一言で言って

 トラフグモードです

 じゃなくて!

 とらふぐコース( ゚Д゚)ウマー

 5000円のコースで、フグとしては安い方だと思うのですが、これは良い!
 宴会用で要予約だが、有明で何かある向きには自信を持ってお勧めする次第。
 PBMの事やら近況やらさんざん語り合ってにぎり鮨も追加注文してかなり満腹であったとさ。

 その後新橋に出てもう一軒、11時頃まで盛り上がって一応散会。
 せっかく車で来たので何人かを送って行って、帰宅したのはかなりの深更であったことよ。
 結局最後に菜苑でレバ丼食べたりもしたんだが、その辺は割愛ということで。

<第二日目>
 再び朝から東京へ…と言いたいところだが、さすがに昨日の夜更かしできついところ。
 しかーし!こんなこともあろうかと、ちゃんと集合は10時なのですな。
 家を出る直前に家人に毛筆での宛名書き何ぞを頼まれなければ楽勝だったのだが…
 数十分遅れて集合場所へ。とりあえず他にも遅れた人がいたようで何とかまあ。
 さて本日の目的地へ出発…と思ったらGNO2チームメイトからの電話。

 「報償機配れや(゚Д゚#)ゴルァ!!」
 …ごめんなさい。作戦集結したの気づいてませんでした…ていうか気にしてませんでした_| ̄|○

 その辺何とか片づけて本日は北へ車を走らせます。
 目指すは川口市、まずは昼食といこうじゃないか!ということでたどり着いたのは「馬車道」川口ナントカ店(支店名失念)。
 零によってウエイトレスに熱いまなざしを送る女性陣。あー、幸せですかそうですか。ボクも嬉しいです(大分慣れてきた)
 ゆったりダラダラと食事をして、再び都心へ。
 東京っぽい場所と言うことで、神田明神へ。お守りを買ったり、門前で甘酒を飲んだりという田舎者行為に耽ったあとは上京組の土産を買ったり、新幹線の自由席待ちをしたり…という予定でありました。
 ところが、残念ながらオレはここで離脱。

 ちょっとBlogでは書けないような大切な用事(黒かったり塩撒いたりとかするヤツ)があったためなのだが、そう言うわけでオレの本年度忘年会は全日程終了!
 記事の公開は遅れましたが、2004年も多くの皆様にお世話になりまして、誠にありがとうございました!

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2004.12.29

侍女の物語

画面ははめ込み合成ではありません
 みなさま、初めまして。
 わたくし、さるお屋敷で女中としてご奉公させて頂いている者です。

 今日は旦那様のおいいつけで、甚だ僭越ではございますが旦那様に代わりましてわたくしがBlogの更新をさせて頂きます…
 
 本日の記事ですが、わたくし旦那様が、年末のお買い物にお出かけになるのに、お供をさせて頂くことになったのです。
 そのことを書けと旦那様が仰ったわけございますが、お仕事とはいえ旦那様と二人きりの画像入り日記…
 ちょっとわくわくいたしますわね!

「旦那様、今日はどちらにいらっしゃるのですか?」

 ん?そりゃあ秋葉原に決まってるだろう。
 コミケに行くとでも思ったのかね?

「…(アキバ?)いえいえ、滅相もございません…あー、旦那様と二人きりでお買い物できてアタイ幸せだわぁアハハハハ」

 (くっ、この野郎…)おためごかし言うヒマがあったらグリーン券買って来いやゴルァ!
 

 …学者でいらっしゃる旦那様はただ今30ン歳。隠居なさった大旦那様と奥様、それに弟君の4人でお暮らしです。
 ええ、まだ独身でいられます…(あいたたたた)。
 お仕事が大変な上に何というか、趣味人なお方で…ただ一人の使用人であるわたくしと致しましては、側でお仕えしているうちに大旦那様や奥様のご心配がよくわかってしまうのです。「戎太郎(仮名)が無駄遣いしないよう、おまえがよく見張っておくれ、頼みますよ?」と、奥様も仰ったことですし、あたくし頑張りますわ!
 

 「…ところで旦那様、秋葉原で何をお買いになるんですか?」

 ん?ああ、電池とか。あとオレの部屋の電気の、寝るときとかつけとく電球(赤いヤツ)が切れてるからな(しれっと)

 「そんなもの、近所の家電量販店で買えばいいのに…」
 

 …ということで、秋葉原に参りました…ハッキリ言って、メイド服ではちょっと寒いです。足とか。
この日東京の最低気温2℃
 「雨降ってますね」

 午前中は雪だったしなあ…つかおまえ、寒いならコート着ろよ

 「いえ、今は仕事中ですから(テメエがダッフルコートフェチなのは先刻承知なんだよ)!」

 幸いなことに、旦那様がいらしたのは電気街口すぐ前の建物でした。

 「ラジオ会館…ボークスですか?ドルフィードリーム用の新作ドレス見たいなあ」

 それはおまえの趣味だろうよ。ホレ、七階に行くぞ
 
 …以下いちいち旦那様のイタさを申し上げるととんでもない長さになりますので、ダイジェスト会話でお届けいたします…
 
 (イエローサブマリン 秋葉原スケールショップにて)

 「旦那様…やっぱりって言うか、またプラモデルですか?奥様に怒られましてよ」

 おまえがそんなことを気にする必要はないんだよ?
 さあ、それよりあそこの棚にあるHe59Dフィンランド軍バージョンを取ってくれないかい(にっこり)

 「だいたい、先日ハナンツでお買いになったエアフィックスのホバークラフトはお作りになられないんですか?」

 (ぴし)………持っておくことに意義があるんだよ!

 「エアフィックスなら、待っていればいずれ再販されますのに…それも、何十年間も同じ箱絵で!」

 とか
 
 「旦那様、いつぞやBlogで『クラシックエアフレームは高いから買わない』と仰ってませんでしたか?」

 …いやそのね、ウォーラスは蛇の目ファンに人気の機種で、ある時に買っておかないとダメだから別なんだよ

 「日頃何かって言うと『男に二言はない』とかすぐその場の勢いで仰って、年がら年中墓穴を掘ってらっしゃるのに。いい加減学習なさった方が」

 とか
 
 「SDEカラーの英国機色で買い残しているのは、ダルレッドとミドルストーンです。オーシャングレイは在庫があと一個ですね」

 ああ、全部買っときなさい

 「オーシャングレイはMrの特色がいい色合いだから今後コレで行かれるということでしたが」

 あと一個だから買うんだよ!

 「また放置して凝固させてしまわれるのですね…」

 とか

 「まあ、洋書の棚にウォーペイントのシーフューリーがございますわね…あら?お買いになられないんですか旦那様」

 ああ、スペシャルホビーのは素組みで十分だからな

 「そんなことを言っておきながら、フルマーのときは結局4+の本を慌ててお買いになって、『ウォーペイントがどこかのキモオタに先に買われたー!』とか嘆いておられたのをわたくし覚えておりますわよ旦那様」

 …とか言うありえねえフォトストーリーを展開しようと思っていたのですが…!
 
 まさか、その日そのときイエサブに、蛇の目伝道師のAVRO牧師様がおられたとは…!
 しかもこっちの更新より先に、素でBlogに書かれてしまうとは(当たり前ですが) _| ̄|○
 
 ハッキリ言って、ブ チ コ ワ シ です

 …つか、いやなもので悪うございました(笑) いえ、恨んだりはしてませんが

 このあと、メイド姿の女の子がメイドカフェに行くとか言う企画もあったんですが、ちょっともう気がそがれたので今回の更新はコレまで!

(1/4追記)

 新年早々バカネタにおつきあい頂き恐縮です。
 こういうプレイ(笑)は、二人きりだと照れるので勢いで街に出て見ました。いや充分照れましたが。
 直掩兼弾着観測担当(笑)の同行者によると、当座は何事もなかったようにやり過ごしつつ、通り過ぎたあとであっけにとられて凝視する方々が多かったようですな。て言うか彼女たちの方が甚だしく笑ってました。
 綿密に打ち合わせて写真とかもっと撮っておけばよかったのですが

 年がら年中このような事をやっているわけではございません。オデッセイやピンバイスの店主様が証人です。
 行けなくなっても気にならないイエサブだからこそ出来る大ネタでした。

 ちなみに、牧師様のところでも書きましたが、購入物は以下の通りです。
 ハセガワ1/72 コルセアMk.Ⅰ"フリート エア アーム"
 スペシャルホビー1/72 ホーカー・シーフューリーFB.11
 ON TARGET SPECIAL No2「BRITAIN ALONE」

 予算がイチマンエンしかなかったのでモノグラムやアキュレイト、トランペッターといった大物キットをメイドさんに前が見えないぐらい持たせてレジに持って行くという演出は実行不可能でした。

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2004.12.28

道具に凝って手先はかどらず

 タミヤが「ワークスタンド」と言うものを出していますね。ちょっと欲しい。
 ただ、写真に写っているタミヤセメントから判断すると、オレが日々仕事に使っているThinkPad A22pのキーボード面と同じぐらいの面積みたい。
スツーカはドラゴン1/144マイクロアーマーです
(大きさ比較用参考写真)

  うーん、ちょっと狭くない?…とも思うけれど、日本のモデラー諸氏のデスクの広さを考えると、こんなものかもしれませんなあ。少なくとも、1/32のF16Cとか1/48のランカスター、MMではチャーチルクロコダイルやドラゴンワゴンといったものを作るには不足であることは間違いなさそうです。

 白色LEDによる照明とか、心憎い配慮があります。この照明は光硬化パテに適しているのでしょうか。
 小物パーツや食玩をBlogネタとして撮影する際にも使えないかな、とかおもわんでもない(笑)。

 あと、ボトル置きの窪みは、タミヤエナメル以外の塗料も置けるのでしょうか。
 タミヤは瓶の太いアクリルカラーも出してますから大丈夫だと思いますが、ちょいと心配。

 これが5000円以下だったら、とりあえず買ってみるところだけどね。
 機会があったら、店頭展示している店を見つけて検分してみたいもの。

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2004.12.27

年末感ゼロ

・いろいろあって、放置中です。

・プラモ日記じゃないので日常のことでも書けばいいのですが…一旦読者というのを意識してしまうとなかなか書けないものですなあ(汗

・近況ですが。作業中の崩落現場
 書斎兼アトリエ兼寝室でありながら納戸と見まごうばかりの状態が何年も続いていい加減限界なので、今年こそはがっつり整頓するぜ!
 …と勢い込んで例年より二週間ほど早く大掃除を始めたものの、今度は全部片づくまで横になる場所もなく大ピンチなオレの部屋。
 古くさいPCパーツとか、デスクトップPC(一応Celeron1.4GHz)とか誰かもらってくれませんかネエ。

 あ、あと勢いで買った「マリみて」DVD第一巻(AVの方じゃないよ)とか。あげますよ?

・模型関係。
フェアリー・フルマーとは無関係です 部屋が大変なこと(上記参照)になっているので、もちろんプラモ制作は難しい状態です。
 フルマーはデカールを貼りました
 操縦士は選んだ(塗り終わってます)ものの、偵察員の人選に迷っております(ってことはデカール張ったのにキャノピーつけてないのかよ)。
 偵察員席が広いので、ちょっと動きのあるポーズにしたいんですけれどねえ。

 いやはや、座った形のフィギュアというのはホントなかなか売ってないものです
 (写真は文脈と関係ありません)

 ガンプラの箱がじゃまでしょうがないのでMGはともかく1/144はとにかく素組んでしまおうかと画策中。

・今は職場です。わりと忙しいです。
何故か神戸で買ってきたオットーリンク 来年度に向けてシラバスを作成中でございます
 …そんな大変な作業じゃないんですが、ホントに書いた通りにやらなきゃならない(本末転倒)のでちょっと必死です
(これまた写真と文章にはあまり関係がありません)


 それ以外の仕事は停滞中です。
 問題の多いところほど召喚に応じません…年越しちゃうのかなあ

・年末の休みにはプラモの傍ら「荊の城」(創元推理文庫)と言う小説を読んでみようかと思います。興味を持ったきっかけが週刊現代の書評というのはちょっとアレですが
 その週刊現代を読んだきっかけがイタリア19歳美少女小説家のヌードグラビアだというのもこれまた内緒です

・(◎皿◎)ナンデスト!!
 バンドブラザーズは自作曲打ち込んで交換できるんですか?
 作るよ!「4分33秒」とかならすぐに!
 じーっと何もせず画面見つめて黙り込むプレイヤー。イカスー!
 冗談はさておき、より一層欲しくなりました、DSとこれ。

・年内には何かネタ出したいですなあ

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2004.12.15

とりあえず写真とっときますね

 amazonでの扱い開始を記念してアンドレアミニチュアズダルタニャン(「三銃士」のアレ)を注文してたんですが、いっこうに届く気配がないどころか 「アルクPinkyファンタブック」が先に届いてしまいました。

この人はPinkyになっても左前からのアングルが似合いますな

 と言うことでソッコー開封。


 かーわーいーーーーー

 肌の色がちょっと黄色味強すぎる気もしますがコレはコレで。もう一個確保して劇中風味にリペイントというのもありですぞ!
 Pinkyをアンドレアカラーで塗ってるとか言う玄人がいたらそれはそれで徹底して好感度高いかも


 本の方では「月姫」本編の場面を再現(ピンキーなりにってところが微笑ましい)してるんだけど、写真がイマイチヘタッピなのが残念だったり。

素足(;´Д`)ハアハア

 あ、もう一つの胴体はこんな感じです。
 コレはコンヴァージョンパーツとしての利用価値が高そうですぞ!

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神戸旅行記しょの2:ガネットと女子高生

前回から続く)
 阪神電鉄の西宮駅から歩くこと二十分弱、大通りに面した住宅街の一角にホビーショップガネットさんはありました。

 この日は天気がよく、暖かい一日で神戸のおっとり落ち着いた雰囲気の町中をウォーキングするには格好の日和だったのですが、元々暑がりの上にここ数日急に寒くなった関東に合わせた服装でいたワタシとしては暑くてかないませんでしたよ。
 お店は綺麗なビルの二階にありました。まず目をむくのはディテールアップパーツの品揃えの豊富(とよとみと読むの禁止)さ!AIRWAVEのエッチングパーツがこんなに揃っているお店は初めてでした。お店自体はさほど広くはありませんし、キットの在庫量も面積相応で○ンボイさんや○ース○ーンさんのように陳列と言うより詰め込まれているようなお店とは違いますが、ポイントを押さえた内容でワクワクします。
 セール品の棚やデカール、書籍の在庫もいい感じです。職と住むところさえあれば神戸に住みたくなっちゃいますね(現職が地方公務員なので妄想の域を出ませんが)。


CMKのRAF&FAAパイロット、AIRAWAVEのシーホーク、シーフューリー、P-40B用各エッチング、ウォーペイントのメカジキなどなど  とりあえず買ったアイテム(撮影は南京町の喫茶店で)

 クーペラティヴァのフェアリー・ソードフィッシュ、MPMのデファイアントなど、最近どこかで制作記事を見かけたようなキットですね!(笑)
 もはや入手できるとは思っていなかったAIRWAVE製シーホーク用のエッチングが買えて望外の喜びでした。
 他はイーグルストライクのFAA用デカールやあるとうれしいコードレター。
 古書とおぼしきエアロ・ディテールのハリケーンはちょっと申し訳なくて言えないようなステキ価格でした。


 滞在は一時間足らずでしたが、土曜日と言うこともあってかお店にはお客さんが一杯でした。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、三宮へ向かって移動しなければならない時間になりましたので、女将さん(笑)に会計して頂きながら三宮方面への交通を聞いてお店を後にします。どうやら阪急電鉄の夙川駅まで歩いてゆくのが簡単なようです。というか当初の予定ではそっちから来るはずだったんですがのう。
 阪急線と平行した店の前の通りを数分ほど歩いてゆくと、川を渡る橋がありました。渡ったところが夙川の駅ですね。ホームが川の上をまたいでいます。各駅停車しか止まらないようですが、三宮まで7駅ほど。予定時刻にちょうどいいあんばいです。

 改札を通りホームにあがってみたところ、ビックリ仰天!
 楚々とした制服姿の女子高生達でホームが埋め尽くされていますよ奥さん!
 
 一瞬別の銀河に迷い込んだかと思いました。ますます神戸に住みたくなりましたよ!少なくともボクのよく知っている千葉県某市の女子高生と比べると、出演者のクオリティでパリはオペラ座と若松劇場、いや場末な温泉地のショーパブぐらいの差がありましたよ(そこまで言うか)。
どうやら、近くにある夙川学院(迷惑でしょうからリンクは張りません)という学校の生徒さんのようですね。帰国してからWEBページで求人情報を探したことはボスには内緒だぜ!

 買ってきたScale Aviation Modellerを読んで(当然ながら彼女たちのことも害のない範囲で漠然と眺めつつ)にこにこしながら阪急電車に揺られて三宮へ向かうワタクシでありました。
(まだ続きます)

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2004.12.13

あーあ、やっちゃったよ

 IBMのPC事業、Lenovoへの売却が正式決定

 はっきり言って、宝の持ち腐れというか、大英博物館を中国人に売り渡し、ドアのない公衆便所として使わせるようなものだ。

 ThinkPadを年に1~2台買って使い続けてきたオレとしては、価格的に少々厳しいが半年以内に1600*1200液晶のR50系T40系のモデルを一台買うことになりそうだね。こういう駆け込み需要はかなりあると思うから、しっかり大量生産しておいてくれよ?

 もっとも
IBMのPC事業売却交渉--焦点は中国市場とThinkPadか
 ここに有るとおり中国人もThinkpadを手に入れたいのだろうが、ThinkPadというブランドはIBM会社とセットで初めて価値のあるモノであることに気づかないとは愚かしい限りだ。売る側のIBMとしては、その辺は分かっていて口をつぐんでたとしか思えないね。一旦売った以上、売った物の値打ちがその後どうなろうと別に構わないわけだ。
 あ、Lenovoがあきらめるときには捨て値同然で買い叩いて首尾良く取り戻してくれれば完璧なんだが

 ThinkPadはIBMの顔、日本の誇り

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神戸旅行記しょの1:黎明編

 前回はいきなり伊丹空港からのお届けでしたので驚かれた方もいるかと思いますが、ついカッとなって土日一泊で神戸に行って来たのです。この日は運賃の安い便を選択したので羽田を7:30出発、大阪までですので1時間のフライト、8時半頃には着いてしまう日程だったので正午過ぎまで暇なのでありました。

 仕事柄普段から五時六時に起床出発は当たり前なので、空港バス代を加えても新幹線とほぼ同額で収まる早朝便(宅便割引1利用)はかなり便利です。
 今回は自家用車に家人を乗せて空港で下りた後車を持って帰ってもらうという大技を使ったのですが、羽田空港は12月からターミナルが増えたのに気づかずうっかり反対側にある第二ターミナル(今はANAのみ利用)で車を下りてしまい大あわてしたりしましたが。ターミナル間は無料バスで行き来できるんですな。

 とりあえず、朝の便で伊丹に来たときには必ず食べる、北ターミナル内「和甲」の朝の膳をのんびり食した後、西宮行き空港バスの切符を買い、時刻を確かめてから南ターミナルのスターバックスへ。スターバックス前の待合所付近に「Hotspot」のアクセスポイントがあることは事前に分かっていたので、入り口付近なら電波を受けられるであろうということですな。
 で、コーヒーを飲みながらアクセスを試みます。うちのThinkPad T23は先日無線LANのドライバをアップグレードしてから調子が悪く、私が主に無線を使う第二書斎でなぜかつながってくれないという状況だったので、故障だったらイヤなので別のAPでテストしてみようかと思ったのですよ。
 マシンを起動して接続してみても、どうしても内蔵無線LANが有効になりません。デバイスとしては認識できているので、アンテナのトラブルか設定か…と、TninkPad Access Connectionのプロファイル設定をいじってみるもののやはりダメ。まさかと思ってMiniPCI無線LAN自体の設定を試してみると…「Enhanced Channel Mode」の設定が「Disable(For U.S)」になっているではありませんか!日本とアメリカでは同じIEEE802.bでも多少違っていて、チャンネルの設定が合わないと電波を捕まえられないのですよ。
 これを「Enable」にすると…なおったー!GNOもつながりましたよ!
 ということでしばらく任務などやっているうちにコーヒーも飲み終わったのでいよいよ西宮行きのバスに乗り込みます。

 こういう早朝出発の時の乗り物での過ごし方は…座ったら寝る!それがオレのジャスティス!
 そしてふと意識を取り戻すと、バスが止まっていてドヤドヤとお客が下りて行っております。お、着いたのかな?と思って私も下りたのですが、そこは…

 阪 神 甲 子 園 駅 で し た
 …これは勘平、はーやーまーったぁーかぁーーーーーー。

 (-_-)一日に二度同じミスをするかオレは

 気を取り直して阪神電車で一駅だけ乗って西宮へ。後でわかったことですが、ガネットさんのある西宮市寿町は、西宮の市内でも西側にあって、阪神の駅の方が若干近かったようです。結果オーライ!(続きます)

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2004.12.11

伊丹空港のスタバで、電波を受ける

 ハイ、今兵庫県におります。
 これから三宮へ向かうのですが、予定にだいぶ余裕があるので、西宮のガネットさんに寄ってみようと思います。
 旅の初っぱなから荷物を増やすという暴挙はどうかと思いますが

 ところで
 変人窟さんで紹介されていた松戸「味華」で販売中の、

  ♪アイスクリームがトローリ溶けて


  ウ!


  ハ!


  ますますおいしいブラックモンブラン♪

 というコマーシャルソングで局地的に有名な「ブラックモンブラン」ですが、アレは確かにおいしいです。
 昔東葛地区に勤務先があった頃ごくたまに寄って大概食べてましたよ。
 千葉県民として一応反応しておこうかなと歌詞を記憶から絞って書いてみんとして、するなり。

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2004.12.10

実録:警察署24時ごろ

 先日の話ですが
 カナ-リ久々に交通違反ってヤツが成立しまして。
 危険運転なんかしてないのになあ。運転しないことで文句言われるのも困りものですよ…ハイ、ご明察。単に駐車違反なんですが、近頃なにかと警察がらみの話題が豊富な秋葉原です。

 ちょっと急ぎの用事があったもので夜秋葉原に行きまして。本来の用事は割とすぐ済んだんですがPCショップのたぐいが閉まったあとドンキで食料品の買いだめとかしてたのですよ。
 で、帰りしなにおむす人で作ってもらってる間に、停めてた車の方を見たらガーン!タグついてるよ!
 以前夜中に路肩に車停めてGNOやってたら職質された話が某GNOサイトに載ってしまいましたが、最近秋葉原もゲシュタ…、おっとっと駆逐艦、あいやいや長距離夜戦と言うか正確に言えば巡回のパトカーが多いですからねえ。
 いや実際1時間半近く停めてたので文句を言うつもりはないんです。もちろん罰金15000円も素直に払います。
 ぼくは秩序を重んじ、火の車な国庫に貴重な個人の財産を金を提供する大忠臣なんですよ?
 
 ん?普段の物言いと随分違うって?
 ああ、違いますよ。今日の本題はこの先にあるんですよ。

 で、とりあえずプリンツ・アルブレヒトシュトラーセ某万世橋署に行って、地域課の警部補さん(切符に名前書いてあるなあ)と手続きしてきたわけですが、それ自体には何の問題もなく、双方事務的かつ礼儀正しくことは終わったですよ。オレの財布からは15000円が遠からず消えることにはなるのですが。

 そして!そのとき万世橋署に車で乗り入れたら(タグ外してもらわないとならないからね)門前に止まってたパトカーの中の私服警官(メガネをかけた実直さわやか系の兄ちゃんでした)が私に気づいて出てきてくれたので、コレ幸いと駐車場への停め方を聞いたんですよ。
 すると、「私はこの署の者じゃないので、中の受付に言って外してもらってください」と、車を誘導した後で先に署の中に入って取り次いでくれたのですが、彼の格好がですよ、フリースっぽい黒っぽいカジュアルなブルゾンをを着用され。警棒も持っておられました。ズボンは制服かも。
 
 別の署の、私服っぽい人がパトカーで…
 別の署の人がパトカーで…
 パトカーで来るぐらい離れた署の人が秋葉原に…

 まさか…
 これか?
 
 でもそれなら、万世橋の人達も承知の上ってことなんすかね。

 あ、手続き中に尋問とかはありませんでした。まあオレみたいなどこから見ても善良な、颯爽とした紳士を見て職質するヤツはこんなことする連中ぐらいでしょうがね(コラ)
 エッチな同人誌とかエロゲとかは買ってませんが、トランクいっぱいのプラモ(家が工事やる都合上密柑山の一つを車内に移動したんですよ。プラモなんて軽いものだし)を見られて失笑されるのはいやですからなあ。

 それから、楽譜とか仕事の文書とかが入ったゼロハリバートンはわざと持って降りました。
 「中に大事なものでも?」
 「ええ、車上荒らしが怖いですから」
 「ここは警察署ですよ?」
 「はい、だからこそです」
 とかいうやりとりをしたかったのにねえ。
 
 あ、私が帰るときにもその私服警官氏がロビーで所員の方々と談笑されていたんですが、来庁者プレートを返すときには所員の方も私には特段の応接もありませんでした。
 「まいどあり」位言っても罰は当たらないと思いますが、まだ払ってないから仕方ない。。
 というのはそのとき、なにか盛大に酔っぱらって狼藉を働いたとおぼしきサラリーマン風の男がロビーに連れてこられてて(警官に腹殴られたのかどうかは知りませんが署の床に盛大に吐いてました)、私への見送りどころではない感じでしたので。

 しかし…自分が仕事柄さほど不審じゃない姿で居ないといけないせいかもしれませんが、今まで警察に凄まじくひどい扱いを受けたという記憶はないんですよ。
 何年も前ですが、預かられてた免許証を取りに某千○西署に行ったときに無礼警官に会ったことはありますがそれ以外には仕事でお話しした(つまりそう言う業務に当たっている)警官は当たり前としても、特に変なのは思い当たらないなあ。
 秋葉原の職質の件も、ネットで騒いでる連中はどうせキモオタなんだろ?あるいはホントに職質されたら縮み上がって何も言えないんじゃないの?とか言い出すと角が立ちますし、まあ色々な意味でみなさんお大事に、ということで今日のところはネ。

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2004.12.07

趣味とプライド(長文ごたくキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)

 Blogモデラー(モデラーBlogger)すず黄さんの「湯けむり模型日記」で、興味深いお話がありました。
 趣味の「敷居を下げる」ことに関する話題でありました。
 年末の風物詩である第九合唱における他の団員の志の低さを憂う方のお話と、模型というジャンル論を絡めた大変ぐさりと来るお話です。 

 音楽と言えば、私は20年来吹奏楽というヤツに関わっています。最初の十数年は一奏者として、近年は演奏の傍ら指導者、指揮者、編曲者としても活動しています(下手の横好きというヤツですが)。

 そこで、私も音楽をやってるということで、文中の合唱団氏の切なさには身につまされる思いがあったのですよ。
 モデラーとしてもジャンルの未来には関心を持たずにはいられません。
 (関係ない?あーもうだから、そういうこというヤツ、おまえみたいなのが憂慮されてるの!)
 しかも、ちょっと懐かしくも痛い話を別のオタクジャンルで思い出したんですよ。
 そう、RPGブームっすよ。ドラクエだのFFだのといったコンピュータRPGじゃないですよ?元祖元来本来本家本元のロールプレイングゲーム(Wikipediaより)ですよ?(ファイナルファイト? そ れ も 違 う

 吹奏楽の例から行きますが、多くのバンドと同じく、私のやっている所の場合はオリジナル作品を作って演奏するということはほとんどありません。
 既存の曲を既存の楽譜を使って、場合によっては既存の曲を編曲し直して楽譜を起こし、演奏することになります。
 そして、どんな曲でも楽譜通りに正確に演奏するためには、それなりの技術が必要です。
 正しく演奏できない人は、曲の再現という点ではダメなのです。
 クラシックでは特に「原曲」「楽譜通り」「曲の指定テンポ」「指揮者の解釈」と言った、いわば『錦の御旗』金科玉条が存在します。
 「まず楽譜通りに吹けるようになってからモノ言えやゴルァ」
 「音楽性がどうこう言う前に音程合ってねえんだよこの音痴ッ」
 「おまえ一人リズムずれてんだよ指揮よく見ろボケェ」

 全く仰るとおりであり、天才ではない我々アマチュア奏者に対して重くのしかかってくる現実です。

 すず黄さんのご友人である合唱団氏は、その錦の御旗すら破り捨てられそうなのですから事態は深刻です。

 「作曲者の意図の再現」これは模型で言うところの「正確なプロポーション、ディテールの再現」に相当します。
 技術的に稚拙な人にとっては、正しい音程で吹く、歌であればきちんと声が出る、それだけでも精一杯でしょう。
 しかし、合唱団氏の「合唱を歌う人ならわかると思うけれど、声が出るようになると、壁を乗り越えた気持ちになって、すごく歌うことが楽しくなるんですよ」という言葉の通り、技術が向上して或る一定の技術レベルに達すると「表現」という名の新たな地平が出現するのですよ。
 模型の場合は自分の技術レベルの向上と同時に「省略」とか「それらしくごまかす」などの手法もありますが、これも技術の一つです。音楽で言うところの「アドリブ」に相当します。どちらも「それらしい」と「自分勝手」が大いに違っているという点で共通してますね。

 また、技術がある人にとって楽譜とは以外と大雑把なモノに見えるのです。
 装飾音符をどのタイミングで繰り出すのか?スタッカートの長さは?テンポはどれぐらい揺らすのか?ゲネラルパウゼ(全休止)はいつまで?エクスプレッションはどうかけるの?音量変化はどんな曲線で?
 或るレベルに達すると、かえって自由にやれるようになるのです。

 一方、何よりも「下手である」ことは「無様」であり「恥ずかしい」ことであるはずなのです。だから練習するんでしょ?ボクは「ただ続けてただけ」「上手に出来るとうれしいから、それだけ」というようなきれい事を認めません。ボクがサックス(サクソフォーンですよ!)を必死で練習したのは「女にモテたいから」「下手だといつまでたっても舎弟だから」という重大な理由があったことを否定しません。それがすべてではなく、またどこにでも許容範囲はありますけれどね。
 
 今話題になっている問題は「できないひと」が「できるひと」に対して「もっと(自分たちが)自由に(て言うかいい加減にできる形で)やろうよ」「そんなに(僕らが)頑張らなくてもいい(むしろ頑張るのは辛いからダメ)じゃん」と言い始めていることです。 
 
 一般論を展開してみます。
 結局、そうやって「敷居を引き下げる」ことを求める人たちの多くは、楽をして利益だけを得たい、もっと正確に言えば自分が努力することによってそのジャンル全体に寄与しようと言う意識が全くない人たちです。
 いわゆる、「お客様」ですね。自分がもてなされることを信じて疑わず、寄食先への負担をあまり考えず、むしろ「訪れてやった」意識の強い人たちです。
 彼らは自分が初心者としてもてなされている間は、割と低姿勢に物事を教わり自分がそこに参加できるだけで喜ぶ無邪気な存在でいられます。ところが、或る程度自分に自信がついて、周囲を見回す余裕が出てくると、自分が技能的に、あるいはセンスの面で多くの場数を踏んだ先人たちと比べて強烈に劣っていることを否応なしに意識させられるようになります。
 前向きな人は、自分と彼らの相違を分析し、反発するにせよ追随するにせよ自分を向上させてその意識を満足させようとします。この心理は必然的に現在の自分の能力を把握することにつながりますし、自分の選んだジャンル自体を研究する動機となるので、この人たちは、むしろジャンルを活性化する要因になります。
 オーソドックスな手法に対する反発がオリジナリティを呼ぶ場合もありますし、革命勢力の出現により保守派が奮起する場合もあるからです。

 問題なのは後ろ向きな人、そして向上するのが難しい、はっきり言えば「向いていない」人々です。
 楽器や歌だけでなく、どんな趣味であれ、一通りのことが出来るようになるまでは練習が必要で、時間がかかります。先ほどの例、楽器であれば何でも音を出せばいいと言うのは数分で可能ですが、正しい音程を出せる、あるいは多くの曲を正しいテンポで演奏出来るレベルに達するには数ヶ月、場合によっては数年かかります。
 模型に関しても、我々が幼少の頃から脈々と築き上げてきた石油製品の浪費物の山を見れば、技術習得にかかるコストは明白です。
 しかし!彼らは自分がそれだけの間を後進でいることに我慢がなりません。まして先達から技術の欠如を指摘されると反論できないだけに、別の方法で劣等感(とハッキリ言っちゃいます)を埋めようとするのです。
 つまり、自分たちが向上できないのであれば、手っ取り早く先達になる方法を選びます。
 そう、「敷居を下げ」て「初心者を呼び込む」ことによって『自分たちより低レベルな』存在を増やそうとするのです。

 きっと彼らは、たぶん実際に敷居が下がって、より低レベルな参加者が参入してきたとたん、レベルの低下を嘆き始めるのではないでしょうか。さもなくば先輩面をして、初心者たちに自分たちと同じような劣等感を味わわせ、自分の劣化コピーを再生産し始めるのです。
 その連鎖が動き始めると、そのジャンルは見かけ上拡大の一途をたどりますが、全体のレベルはみるみるうちに低下していきます。
 全体のレベルが低下し、見るべき人材が乏しくなると、既に確かな技術を持つ者は寄り集まってエリート集団を形成します。プロ化する場合もありますし、少数精鋭主義で後進の育成とノウハウの継承を図る者も出てきます。 ところが不幸にして初心者たちの多くは、ちょっとだけ先輩なだけの未熟者に出会ってしまうことの方が多いのです。
 そのころには最初に敷居を下げることを主導してきた者は、全体から見れば中位の層に位置するようになっています。実力見識はさほど向上していませんが、形の上では立派な先輩です。彼らの前には彼らが呼び込んだ、彼らが責任を持って教え導くべき初心者たちの大群が待ち受けています。
 ところが、自分自身が最低限必要なレベルに達していない段階で後進を迎えてしまった彼らには教えるべきノウハウがありません。見よう見まねのポーズがあるだけです。
 当然、彼らが求めたような楽しさを得る機会は次第に希少になり(人を見る目のある先人たちは、とっくに彼らを見限っています)、先輩として見られる負担と、やってもやっても上手にできない悔しさだけを抱え込むことになります。
 また、熱意と学習能力を備えた初心者が、急速に技術をつけて彼らを追い抜いてゆくことも彼らの底の浅いプライドを逆撫でするでしょう。

 ここで読者の皆さんに思い出して欲しいことは、彼らはそもそも「お客様」だったということです。
 客というのは、自分が楽しくなければ逃げていってしまい、二度と寄りつかないものです。
 彼らは自分が(彼らのレベルで)楽しみ、そして趣味の世界で一目置かれたいという願望、あるいは身勝手な自分を受け入れてくれる場所を求める気持ちだけで動いてきた人々です。自分たちのやっていることに対する深い考察も、ジャンルを愛する気持ちも薄いのです。つまらなければ簡単に投げ出すことが出来ます。今まで自分が楽しめてきた背景には、自分たちの前にジャンルを確立してきた多くのエキスパートたちの努力と、人間的に優れた人々の思いやりがあったのだとは決して気づくことなく、「○○はもうダメだ」「終わってる」などと言いながら次の寄生先に群がっていくのです。
 さて、彼らが去った後に残された、広げるだけ広げた戸口から呼び込まれた初心者の集団と、それを押しつけられたエンスー達の立場はどうなるのでしょうか?
 
 では、前述の別ジャンル、RPGの話をしましょう。
 日本のオタク層の中で90年代前半にピークを迎えたRPGブームが急速に衰退した原因の一つに、「敷居を下げすぎた」ことがあると私は考えています。
(再掲:参考リンク)Wikipediaロールプレイングゲーム
 粗製濫造されるシステムは短絡的なゲーム性とクソオタ向けのキッチュなビジュアルデザイン、低俗で底の浅い物語性といったもののみを追求し、ロールプレイという知的作業が本来持っている根源的な魅力を磨き上げることを怠ってしまいました。
 それによってRPGという娯楽が大いに広げて行けたはずの、ゲームを通じて人間性と向き合うこと、キャラクターを動かすことで自分の行為を客観的に判断し考察することを求められる独特の体験、複数の人間によって即興的に作り上げられるドラマ(その多くはゲームシステムとは関わりない部分で生まれました)、キャラクターを掘り下げることによって現実世界と同様の決断やそのジレンマを味わう楽しさと言った部分を熟成させていくことができませんでした。
 RPGが「大人の趣味」になれなかったのは、オタクの趣味だったからでもなく、社会的に認知されなかったからではありません。
 子供が増えすぎて、大人になろうとする人たちが蹂躙され磨り潰されてしまっただけなのです。
 
 さて、これだけの長広舌をふるった後で、本来の話題である模型に関してはどう考えるべきでしょうか?
 模型というものが非常に息の長い趣味であり得た理由として、「個人でできる」ものであることです。
 一人で扱える大きさで作っている限り、誰か他の人がいなければ完成させられないものはありません。時間は必要でしょうけれど。
 たとえメーカーが全滅しても、やる気と工作技術のある人は木を削って塩ビでキャノピーをプレスした飛行機を作り、図面通りに切ったボール紙を折り曲げニスで固めて鉄道模型を作り、ブリキを曲げてニューム管を通し鉛板を張ってと戦車を作るでしょう。
 まして、今やプラモデルの世界は、鉄道模型に20年ほど遅れてアイテムとマテリアルの飽和時代を迎えています。
 新製品がデカール替えだっていいじゃないですか。デカールと箱絵だけの価値をどう見るかだけの問題です。
 これだけ充実した趣味を持っていて、何の不満があるでしょうか。

 あとは、孤独に耐えるだけのものを私たちが持っているかでしょう?対象に対する愛?技術に対する誇り?物作りへの情熱?何でもいいでしょうが、目的と手段を見失ってはいけません。
 
 私は、模型を作っている時の自分が好きです。上手に出来た時の喜ばしさは格別です。失敗の悔しさも愛の裏返しです。どの完成品も、作りかけのキットも、私にしか作れない、二度と再現できない作品です。
 趣味の目的はあくまでも自己実現であって、その手段の一つとして、個人的に模型を選んでいるだけのことです。誰かにほめてもらったり甘ったるい友達関係を作るとか言った目的でやっているのではありません。
 プラモデルや吹奏楽をホビーの王道にするためにやる、業界の裾野を広げるなんて言う使命感はかけらもありません。ましてルサンチマンを紛らわす方便としてやれるほど暇人ではありません。主張できるモノがプラモデルしかないからやっている情けない人間になるつもりもありません。
 音楽だって同じことで、単に音楽が好きなだけであって、聞くだけでなく自ら奏で表現することが、出来れば美しい音でやることができればその方が楽しいからです。
 模型は一人で作れますが、バンドは一人では出来ないですし、RPGだってそれと同じです。
 女の子と同じで、趣味の世界も一つ一つ性格が違うのです。集団の中にいても、大切なのは自分の意識です。

 「第九」の件も論じておきます。
 「上手くなるために頑張ろうなんてそんな姿勢が見えたら、誰も仲間にはならない」
 ナンセンス極まれりです。合唱団が「上手くなるために頑張る」のではありません。合唱団は「第九」を歌うという目的に「必要なことをする」だけなのです。
 上手くなるために頑張らなければならないのは、合唱団ではなく、「合唱が出来ないヘタクソ野郎一個人」だけです。つまり、「自分だけ下手」で「でも努力はしたくない」から、合唱団の問題にすり替えているだけなのです。
 個人の問題を集団全体に格上げしては行けません。
 本来やろうとしていたことに賛同したひとが「仲間」なのです。「敷居を低くして」方針を変更したことで入ってくる人は、求めているモノが違う人です。はき違えてはいけません。
 仲間がいなければ合唱は出来ません。吹奏楽でもその問題は常にあります。だからといって編成を変えてリコーダーやアコーディオン、ピアニカと言った楽器を加えた合奏団にしようとは思いません。吹奏楽がやりたいんです。
 「敷居を低く」しようとしている人は自分がきちんと歌えないから歌の方を変えようとしているだけで、それをごまかす方便に敷居とか仲間とかを持ち出しているのではないですか。努力したくないから目的を変更するだけであって、まさに本末転倒というモノであります。
 彼らは、何のためにそこにいるんでしょうね?

 あ、模型に関する不満が一つありました。
 「…どうしてオレ、こんなに不器用なのかネーっ!」
 ズッ

(12/8追記)
 論点がわかりにくいところがあったので、表記が統一されていないところを直すついでに文の順序を変えたり少し補筆したりしましたよん。

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2004.12.06

ネットワークプレイ

ねとわくぷれいNetwork-Play
 (s)互いをサーバ同士、あるいは片方をウイルスなどに見立てて行うプレイ。
 [用例]
  「どうだっ、オレのDos攻撃は!」
  「ああーん、あたしのFWにもっとアタックしてえん」

 …冗談はさておき。

 「大合奏バンドブラザーズ
 一緒に遊んでくれる人が5人以上現れたら本体もろとも買います。
 近所のPCDEPOに壊れてしまったDVDドライブの替えを買いに行ったところDS本体が思ったより安かったので。

 ちなみに日立LGのGSA4160をLG箱入りで買ったのですが、10700円と表示されていたのがレジに持っていくと\9700でちょっと得した気分。
 実はそれ買う前にバルクの4120が\9880の購入札を別のレジに持って行って売り切れと言われていたのでなにやら複雑な気分。いや、どっちにしても秋葉原より激しく高いのですが。

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2004.12.05

日曜のフルマイ

 ドルパアフターバーナーセールに行ってみようかと思ってます。
 行くとしたら午後ですが。
 とりあえずそれだけ。

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2004.12.02

搭乗員選考会・前編

 船橋に新しくできたショッピングセンターに、リブロ(ゆーめーな本屋さん)が入っていたので模型誌が並べてあるあたりの棚を見てみますと、なにやら見慣れない表紙の雑誌がありました。
 パラパラっとめくってみると、スケールモデルしか載ってないようです。
 硬派新雑誌の創刊か?とおもってよく見たら…

 モ デ ル ア ー ト で し た

 MAのくせに表紙にあんなたくさん文字を置くなんて!
 よせやい、MGにでもなったつもりかよ(愛笑)

 相変わらずうっかり者のえびすどんですが皆様いかがお過ごしでしょうか(長い挨拶)

 てなわけで

 ハイ、ただ今より新鋭戦闘機フェアリー・フルマーの操縦員と偵察員を選出するオーディションを始めマース!
 (ワーオワーオ、どんどんぱふぱふー)

 まずは、候補者の方々に登場していただきましょう!
model/pirots

 いずれ劣らぬ難物…もといヴェテラン揃いです。では、順番にご紹介いたします

model/pilot1
 まずは、エアフィックス製ホーカー・ハリケーンⅣからのご登場でございます。
 胸の押し出しピン後がセクシーですが、ちょっとスカイキャプテン入ってませんか?

 …一人だけ全く違うファッションセンスなこの人は、開放風防の機体の方が似合いそうですね。

 そして、次の方はメーカー不明のスピットファイアからいらっしゃいました!
model/pilot2

 適度なディテールで割といい感じですが、なんだかいかりや長介みたいな顔がちょっと…

 こちらはペアでのご応募です。エアフィックス製ソードフィッシュの操縦員偵察員コンビです。
 現職FAA搭乗員ということで期待がかかります!白くてよく見えませんがね。
model/pilot3

 かなりいい線行ってるのですが、ちょっとモールドに不安がある感じ。
 偵察員の方は機銃を構えたポーズが決まってます!フルマーには後方機銃ありませんが。
 両手で地図でも広げてもらうしかないのでしょうか…

 そして、出所不明の航空士さん。
 お腹になにか問題を抱えているご様子ですが、パテで応急処置してのご出演です。雰囲気出してますね。
model/pilot4

 モールド的にはこの人がナンバーワンですが…スケールが微妙に大きく見えますね。
 そして、この人このままではキットのコクピットに物理的に入らないという重大な欠陥があります。
 それに、頭部の飛行帽がちょっと全身タイツ系ヒーローのようなのがネエ

 以上紹介おわり!
 まずもって、どれも改造なしではすまされない感じがありありですが…選考結果は次回の更新で!
 (ホントはもう決まってますが)

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2004.12.01

無線通信の表現と光線銃にもうメロメロ

 先週末の話題で恐縮ですが

 「スカイキャプテン」みてきたー!

 というわけで早速プチP-40祭り
sc1

 アリイ(旧オオタキ)のキットは安くて出来がよいのでうれしいですなあ。

 でもデカールはオオタキ時代の3種類に戻して欲しいです

 …最近アメリカ機嫌いという自分の看板に偽りが出てきた気が(汗)

 映画の方はこれでもかってばかりのオタクムービーでして、あまりにも正統派の冒険ヒーロー活劇な上に何のひねりもないだけにかえってワクワクしますよ?

 しかし、引きこもりの青年(偏見)が何年もかけてポンコツのMACで作った6分間のムービーがハリウッドのプロデューサーの目にとまって映画化なんて、こんな話が現実にあるんだねえ。

 さあ、自称クリエイターの若造諸君も、Blogで偉そうなことほざく前にどんどん作品を作るデスよ!
 話はそれからだよね!

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