過ぎたるは及ばざるがごとし
先日、あるところで,、もういい年をしたご婦人と会話、というか一方的に因縁をつけられました。
「公務員は楽でいいわよねぇ」
(キタヨキタヨキタヨ!とにかく自分が虐げられてるという事にしたい人!)
「そうですか?ワタシなんか毎夜毎夜9時10時まで残業しても一円も出ませんし(中略)とか色々制限や規則が多いんですよ?給料もここ五年ぐらい繰り返し下げられっぱなしだし」
「そんなの、民間の苦しさにはかなわないわよ」
(デタ!他人の言葉瞬時に切り捨てるヤツ!
「まあ、苦しいのはどこも同じって事ですよ」
「何言ってるのよ!今度所得税も上がるのよ!税金払ってないくせに」←あれっ
「…ハイ?」
「あんた達は税金から給料もらうんだから、私が払ってあんたに渡してるのよ?それが値上げされ云々(以下愚劣なので略)」
税調の皆さん、下手に所得税増税するより「無知税」というのを作れば、たちまち税収はうなぎ登りですぜ?
そうなるとたぶんオレも払うことになるのでせうが
と
こ
ろ
で
モデルグラフィックスをしばらくぶりに買いました。
近年のMG誌はなんというか、権威主義的反権威主義みたいな、要はいつも偉そうな雑誌だという印象があります。特集の「~したことがありますか」とか、特集の一部以外の製作記事(特に空物)が異様に短かったり、何かとすぐ座談会だったりする編集やら、メッセージ性を強く打ち出してるようで単なる揚げ足取りでしかなかったりするような一部の論調やらと。
で、読むたびに嫌いになる一方なのですが、今月ばかりは巻末のFAA特集(誌面通りになんか呼んでやらない)、特にガネットAEW3を記事化した男気に惹かれて買ってあげました。
そういえばMG誌が創刊された頃はなんてオサレな雑誌だろうと思っておりました。
もっとも、今にして創刊4号(フィンランド軍のブルーステルが表紙のヤツ)とか読み返すと白黒ページのエディトリアルなんかコレは大判のモデルアートかと思うほどアレですし、某ガンプラの偉いひとの製作記事の文章のほとんどが某飯島真理礼賛だったり、小田雅弘先生の謎コラムとか、松本州平先生のドライブラシとか、少年時代の自分の痛さがフラッシュバックしてきて逆に快感だったりするわけですが。
あ、飯島真理については今でもまだ結構好きですよワタクシ
そういえば、ガンダムセンチネルとかやり出した頃から嫌気がさしてきて読まなくなったんだよなあ
何がイヤかって、語りすぎなんですよ。
しかも、一件おおらかそうで実はまじめぶってるような、そういう高慢臭がどうしても鼻につくんですよ。
模型文化だの業界の未来がどうとか、サブカル誌かっての。
モデルアート誌の「モデルアートする」っていうフレーズもイヤですが、あれぐらいストレートだとまだ割り切りやすいのです。黒須先生のオヤジギャグも笑って許せる年になりましたし。
とりあえず、フィンランド関係の記事をまとめた別冊を10年ぐらい待ってるんですが発刊はまだですか。5000円までなら2冊買いますよ
…とまあこんな風にやたらと語りすぎなのが模型界の一大ピンチだと思うのですが。
模型雑誌を見ては「なにくそ、腕で来い(いや、負けてますが)」とキットをバリバリ作りまくる少年だった頃が懐かしいですわい。
| 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)