ナイト・オブ・ザ・スカイ
上映が一日に一回になっちゃったのに慌てて、杖を片手に足を引きずり引きずりシネプレックス幕張まで出向いて見てきましたぜ「ナイト・オブ・ザ・スカイ(LES CHEVALIERS DU CIEL)」。
…ホントに怪我人なのかとか言わないで下さいね。
なにしろ、何となく一生このままなんじゃないかとかそういう気がしてきてるぐらいなんですから。
さて、内容ですが…ストーリーはネタバレを防ぐために伏せますが、このBlogの読者的には航空アクションの部分が気になることでしょう。
ああヨーロッパ映画だなと思わせる雰囲気重視の中、開始早々の目の覚めるような空戦シーン、パイロットたちのたたずまい、そして微妙な陰謀劇。
ハリウッド映画のような、くどいほど特徴付けられたキャラクター性やわかりやすすぎるほどメリハリの利いた勧善懲悪演出はありません、むしろはしょりすぎてわかりづらいと言ってもいいかも。
脇役女性のお色気シーン(何と超有名戦闘機の機体上での激しい○○○!)にはしっかり尺を採るのに、一応美人担当の人はあまり掘り下げられてないとか、予告ムービーの「パリ危機一髪!」という気が皆目しなかったとか、気にしたらきりがありませんが、そういうことで文句を言う人は「ステルス」でも見てればいいんじゃないですかね(笑)
そんなモヤモヤをふっとばすのがとにかく美しいフライトシーン。一部では迫力がないとか間延びするとかいう方々もいるようですが、それはたぶん、機体だけを見て空を見てないからではないかと思います。
そしてこれでもかとばかりに次々出てくる多彩な登場機種ですが、とりあえずワタシの気づいたのは、主役のミラージュでは2000C,D,N(?)、主人公も乗るアルファジェット(かのパトルイユ・ド・フランスも登場)、冒頭のファーンボロ航空ショーの場面にはタイフーン、BAeホーク(それもレッドアローズ)、F-16などが。
その他ボーイングE767、KC-135、C-130、ピラタス・ポーター、ステアマン・カデット、エアバスA300、ちらりとDC-3(このほか民間機数種)と盛りだくさん(間違ってたら指摘して下さい)。
制作中のミラージュ2000に精神的な資料を一杯補充しましたよ!
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