マクーの陰謀二題
オレと仕事をかなりの部分で(具体的に言うとクラス分割による講義をほぼ100%)シェアしている同僚が、管理職にだけ断りを入れて(婉曲話法)4日連続で仕事休んでおります…というか明日も休むらしいです…
3連休挟んでなおも休むとは、うちの職場をアバロン乗馬クラブか何かと勘違いしているのではなかろうか
…というような悪夢が週明けに待ちかまえているとは夢にも思っていなかった先週末の三連休のお話です。
ちょっと用事があって茨城に行ってきたんですよ。あ、百里じゃないっすよ。それは先週(?)だったかと。
実は私の一族は、元々常陸の出でしてな。親族関係の軽い用事を頼まれて水戸方面に車で出かけたんでした。
用事自体は全然手間取るものでもなく、骨肉の争いも血みどろの惨劇も皆目起こらずにあっさりと終わったワケなのですが、朝から行ったおかげで水戸からの帰路が割と早い時間になりまして。普通なら常磐道を利用して往復するのが普通ですが、午後の柏インターから16号を南下するのは果てしなく遠いですし、三郷から松戸道路あるいは定番渋滞を押し通っての都心寄りを回って戻るのもおっくうです。
要は千葉市民にはちょっと使いづらい常磐道なので、ちょっと時間に余裕もあったということで敢えて国道51号を南下することにしてみたのです。。
利根川にぶち当たるまで太平洋岸沿いに延々下れば東関道でサクッと帰れるのですが…早々に道を間違え、鉾田市に入ってしまいました。やむを得ず一本内陸の道を下って鹿嶋市を目指したわけですが、なんか風景が全然変化しないですなこのあたりは。当然模型店とかもあるわけがなく(あ、鉾田市の中心部にはなんかプラモも置いてる古びたおもちゃ屋があるらしいですね、人から聞きましたが今回は行ってません)
途中海と北浦の間の狭い地峡を通過するんですが、なんというか、遠くに来た感アリアリで、ちょっと不思議な気分です。東京から2時間以内に来られる所なんですけどね。
途中、、ふとこの辺の鉄道でつい最近廃線になったのがあったなあ…などと思い出して、道路と並行して走っている鉄道線路の途中、滅多につけないカーナビ(平成12年度の地図そのまんま)に比較的大きく載っているあたりを見当付けて、
こんな駅に立ち寄ってみました。
トイレを借りて、お礼というか自販機でお茶を買っただけなんですが、駅前は青空駐車場と化していたり、なんか正面の玄関は角材で封鎖されてたり、中ががらんどうっぽかったりとなんか寂しいですな。
駅舎の真裏に当たるところに跨線橋がありまして、中の階段を上がって三階から跨線橋に出られる…ようなのですが、よく見ると左後ろに直接地上におりる階段がありました。つまり駅舎を通らなくてもホームに行くことができます。事実上改札しない駅だったということでしょうか…。
よく見ると、玄関は封鎖されているものの、よこのガラス戸は開いていて中に入ることができます。覗いてみると、「関東の駅百選」とかそういう銘板が。へえ、確かになんか凝った駅舎だしね!などと思っていたら、駅舎内奥の扉には「どこでもドア」とかスプレーで落書きがしてあったり、ちょっともの悲しくなりました。
やれやれ、廃線後の駅なんてこんなものか…トイレが使えるだけでも地元の方々の志を感じますな。
と、更に奥に踏み込んでみようか、でも正面封鎖されてるし、開いてるからって入っていいのかなあ…
てな具合に逡巡していると、昼なお暗い建物内から動体反応が!
何やつ!っと身構え、闇の中をみると!!!
中にどう見ても関係者じゃねえ変なおっさんが居座ってるし!
おいおい、これなんて羅生門ですか?
(失礼、でも大変つか死ぬほど驚きました)
何事もなかったように、しかしそそくさと距離をとり(←小心者)駅前の広々とした広場を見渡してみると、駅前に一軒だけある喫茶店的な建物の脇から、自転車に乗った若い(だけの)娘が、何か鋭い目でオレを凝視しております…しまった、ここは死地か!
元々あまり鉄分もないオレですので、早々に退散することに決定。
いやー、廃線跡って、ホント怖いですねえ…オレのような初心者にはおすすめできん。
などと帰宅後に色々調べていたら、またまたびっくりしたことに。
実は、先年廃線になったのは「鹿島鉄道」であって、今日立ち寄った「鹿島大野駅」のある「鹿島臨海鉄道」は立派に営業中でありました!
つまりナニか、アレは汽車を待つ客か!あるいは、汽車で帰ってくる者を待っていた出迎えの者か!
…ネタでも何でもなく、素で勘違いしてました!
超恥ずかしいOrz
………そうか、マクーのやつらめ、オレに恥をかかせる為にこの段階からオレに罠を張り巡らせていたのだな!
駅にいたヤツはダブルマン、自転車に乗っていた娘はヤンキーモンスターか何かだったに違いない!
同僚は、オレの身辺に迫るマクーの魔の手に気付いて捜査に、あるいは既に奴らの手にかかって…
(とでも思わねばやってられないこのヒドイ仕事環境つかこんな駄文書いてる場合じゃないんですよ明日も朝イチから講義3連発でウガアアア)
ともあれ、本当にごめんなさい鹿島臨海鉄道の利用者および関係者そして近隣住民の皆様さらにはファンの方々。
(参考リンク)鹿島大野駅-駅wiki-
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