静岡の思い出(1)オレの作品編
さあ、自分的にお待ちかねの、静岡レポートの始まりだ!
来週一杯ぐらいこの件で引っ張るよー!(←2時間ぐらいしか寝てないのでノリが変です)
まずは、所属するBlog! Modellersのブース全景です。
私は設営に何ら寄与していないのですが、正直うちほど「ブース」らしいセッティングなのは少ないのではと思います。会場入りすると、地図なしでもすぐブースの場所が分かります。
kazuさんはじめ毎年先乗りして設営を受け持ってくださっている皆さんには、本当に頭が下がります。
来年こそは金曜に休暇を取って参加したいです。
続いて、手前味噌ではありますが私の持ち込んだ二機のエアライナーをご紹介いたします。
会場に置いてあると数段上手く見えて来るのが毎年不思議です。
初日は上段に配置させてもらいました。
エアライナーは元々大きなモノで、上から見下ろすより側面を見ることが多いモノなので、高いところに配置できたのは大変ありがたいです。
今回はDC-10のフィックスが出発の前々日という状況で、展示方法まで気を配ることができませんでした。
かろうじて飛行場っぽいグレーのボードに並べることでごまかしましたが、これは「パスいち!」みたいなもので、エアライナーであれその他の題材であれ、次回は何か工夫した見せ方を考えないと林立するBM超絶作品の中に埋没してしまいますね。ヤルゾヤルゾ。
ヴァージンエクスプレスはまだ何も分かってないころに作った素組み作品で、デカールで苦労した覚えがあります。
今回の二機OO-SLBとOO-VEFは「OO」レジで分かりますとおり「ベルギーの航空会社」という共通性を持っているワケですが、伝統と格式(さらに斜陽)のフラッグキャリアであるサベナに対して、ヴァージングループという新興の外資系LCCという取り合わせの妙(と言うほどではないですが)を旅客機に詳しい方々にもっとアピールできたら良かったと思います。
実はパーツ差し替えで飛行状態になったりノーズギアがステアリングするギミックがついていたりするんですが、うっかり角度をつけ忘れたので何にもなりませんでしたw
塗装はまだ旅客機なめてたので筆塗りの上からとにかく厚塗りのクリアでガチガチに固めてあります。
DC-10についてですが、サベナの機体をチョイスしたのは、VEXのような今風のビルボードデザインより、ちょっと古めかしい、いわば昔のバスみたいなカラーリングがDCには似合うと思ったからなのです。
かといって帯が何色にもなるような派手派手なのもいやなので、ブルー主体のサベナにした次第です。尾翼のブルーを上手く調合できたのが勝因でした。色味が合うならタッチアップし放題ですから。実際かなりタッチアップしております。へへん(なんだい
キットのディテールがかなりステキな割にパーツがイマイチ併せにくく、凸モールドと言うことで処理には考えさせられました。
脚扉・翼後縁とか分厚いところを薄くしたりアンテナを真鍮板に変えたりとか、細かいところは手を加えています。
エッチングパーツは手に入らなかったのでいつもの通り元のパーツをスライスしたり、削りが過ぎて薄くなりすぎたので結局プラ板で作り替えたりとか、チマチマした仕事ぶりでございます。
アンテナはオーバースケール気味ですが、模型的見栄えがよいので気にしないことにしています。
パネルラインは彫り直したりなぞったりあれこれやってるうちに運河彫りになったところが、結果的に塗装を何層もかけてるうちにどうということもなくなりましたな。
機首周りのアウトラインが少し気になっていたところ、結局コクピットをデカール表現にしたことで吹っ切れて(それも下地塗装済んじゃってから)エポキシパテをベタベタと塗りつけて好みの顔に成形手術しております。
そんなこんなで何度も途中で中断した塗装ですが、エアライナーを何機も作ってると、白の色合いにも気を遣うようになりました。サベナのブルーは微妙な明度と彩度を持っているので、真っ白けよりはちょっと暗めの方が帯と合うのではと考え、青みグレーに振られたガンダムカラーの1番を使ってみております。
デカールは前に触れた本場ベルギー製Daco社のSkyline Decalを使っています。
このデカール「サベナ・モデラーズクラブ」という団体が噛んでいるようで、かなり細かくできておりしかも良い感じです。
もっとも、ジャンクデカール激安箱から手に入れたものだったので、ドアの窓が甚だしく寄り眼だったのと、ドア枠がキットのモールドに皆目合わないのには閉口しました。
デカールの質自体はやや堅めなフィルムで、機首周りなどは貼るときに若干の勇気が必要でしたが少しだけ切れ目を入れ、薄めたマークセッターを使って数十秒待ったところ、しっかり馴染んでくれました。別に破れたり溶けたりもせず拍子抜けなぐらいで、スカイラインデカール、個人的にはお奨めかと。
窓に関しては製作記事にあった通り、ライブリーズのDC-10他社用デカール(ちなみにフィリピン航空)からそっくり流用してます(こっちはマークセッターにエラく弱かった)。
合わないモールドの方は、特に目立つ乗務員扉はもうどうしようもなく、少しでも目立たないように塗装完了の上から白の塗料でタッチアップして無理矢理埋めてあります。こういった泥縄式モデリングばかり上手くなるなオレ。
最終的にもう少しツヤツヤっとさせたかったのですが、天候上の理由であと一層がかけられませんでした。
せめてもの心遣いとして、磨き布で丁寧に擦ってつや出しをしてあります。最後のクリアはそのうちやります。
今回はさほどの新機軸も凝った見せ方もないかわり、大きな失敗や破損もなく、楽しんで作れた一品でした。
会場で見たエアライナーは結構飛行姿勢が多く、展示台にも気合いの入ったものが多かったため、次のエアライナーは飛行姿勢でやってみたいですね。
間違ってもガルーダ航空のエアバス失速寸前ジオラマとかにならないように気をつけます(切腹)
次はお買い物編→そしてBMブース編で行きます。
中間考査の採点は終わりましたが、楽譜の作成と1学期後半の授業準備とか全然進んでないので、また来襲ぐらいかも。既にSHSから10日経ってますが、そろそろ他のブログ、各サイトのレポートも読み終わられたことでしょうから時間差でちょうどいいかと。私も静岡から持ち帰った桜エビ・わさび漬けなどほぼ消費し終えました。
BMブースの写真以外にはほとんど撮ってないので、企業ブースレポやBM以外の会場のステキ作品コレクションとかはいくら待っても載りませんので一応。
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