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2010年7月 4日 (日)

愚者の両手の原価を考える その2

前回の続きです。

今回は火トカゲの刻印を、
怪しい塊から手に入れた場合を考え、
前回の結果と比較してみたいと思います。



一部の上級錬金術の実験で、
怪しい塊というロットアイテムが手に入ります。
そこから火トカゲ10個を出す方法を考えてみます。


 怪しい塊から入手できるもの一覧

 ・火トカゲの刻印2
 ・水妖の刻印2
 ・地精の刻印2
 ・風妖の刻印2
 ・強化鋼の板金2
 ・鋼の砲弾6
 ・投石7
 ・海魔よけの聖刻2

 ※鋼の砲弾と投石の出る確率が約20%で、
  それ以外の物は約10%といわれている。


ここでは火トカゲの刻印2個が出る確率を
10%と仮定します。
この場合、塊10個が刻印2個になるので、
火トカゲの刻印1個は、
平均で塊5個から手に入る計算になります。

で、その塊の入手できる実験はいくつかありますが、
原価、そして効率が良さそうという思惑から、
青い鉱石の実験(錬金術11)に絞って考えます。

1回の実験で必要な青い鉱石は30個。
怪しい塊を手に入れるには、
実験用やすりを実験器具とし、
イグニス、テッラ、ウェントゥスの
何れかを実験薬として使用します。


 実験結果

 ・怪しい塊8 約20%
 ・ターコイズ15 約30%
 ・ターコイズ20 約10%
 ・変化なし 約40%

 ※確率は某所の統計を参考に
  ざっくりと計算。
  変化なしの場合は器具と薬のみ消費され
  青い鉱石は消費されない。


某所の情報によれば、
結果が塊になるのが約20%の確率なので、
塊8つを手に入れるのに必要な実験回数は5回。
これを強引に塊5つ分の実験回数にすると、
5回の5/8で3.125回。
この回数で刻印1枚が手に入る計算になります。


 実験5回 → 塊8個
 実験3.125回 → 塊5個 → 火トカゲの刻印1個


以下、端数を切り捨てて、
実験3回分として素材を計算します。


 青い鉱石:90個×0.6
 実験用やすり:3個
 実験薬:3個


青い鉱石は商会ショップ相場で5~20k、
おおよその平均として10kとします。
実験で変化がなかった場合、
青い鉱石は消滅せずに残りますので、
およそ4割の変化なしの場合を考慮して、
必要な個数を0.6倍します。

※青い鉱石などの色鉱石は、
 採集などタダで手に入れる方法がありますが、
 NPCから買うことの出来ない素材については、
 PC間で売買される相場をその価値とし、
 これを原価として反映することにしました。
 手間賃を原価にした感じです。

実験用やすりは鋼1個から生産(鋳造7、錬金術3)。
生産数は1回0~2個。
平均1個として鋼が3個必要になります。
価格はバルセロナで1個1.5k程度です。

実験薬は、
火のイグニスか、土のテッラか、
気のウェントゥスが使えますが、
イグニスは素材の素材で火トカゲを使い、
色々と話がややこしくなりますので、
今回は用いません。
薬は1回の生産で平均2個出来るので、
薬3個は2回の生産で手に入ります。
今回は平均的な原価を考えようと思いますので、
テッラとウェントゥスを
それぞれ1回ずつ生産する場合を考えます。


 テッラの抽出液:
  黒の錬金薬液1
   → 黒い鉱石10、地精の刻印1、硫黄5
  蒸留器1
  試験管1

 ウェントゥスの還元液:
  無色の昇華薬1
   → 緑色の鉱石10、風妖の刻印1、フラスコ1
  蒸留器1
  試験管1


地精と風妖の刻印も怪しい塊から入手可能なので、
火トカゲ入手の副産物と考えて、
原価は考えないことにします。
実際、塊の生産が軌道に乗ってくると、
薬生産に必要な数を軽く上回るだけの刻印が、
塊から入手できるようになります。

黒い鉱石も緑色の鉱石もPCから買えば10k程度。
硫黄はリガなどで300程度。
フラスコ(工芸9、錬金術3)の原料の水晶は、
アムスの交易所で買えないことを前提とすると、
商会ショップで2.5~5k程度。
ここでは3kとします。

蒸留器(工芸10、錬金術3)はガラス細工2個、
試験管(工芸8、錬金術2)はガラス細工1個で
それぞれ平均1個ずつ生産できます。
なので必要なガラス細工は生産2回分で6個。
ガラス細工の単価は1.5kくらいです。


 青い鉱石:90個×0.6×10,000=540,000

 実験用やすり3個分
 鋼:3個×1,500=4,500

 実験薬3個分
 色鉱石:20個×10,000=200,000
 硫黄:5個×300=1,500
 水晶:1個×3,000=3,000
 ガラス細工:6個×1,500=9,000

 計:758,000


ちなみに、この原価には
上級錬金術実験で塊以外に出来るターコイズや、
塊から火トカゲと同確率で出てくる、
地水風の刻印なども含まれます。
細かな計算は割愛しますが、
3回分を3.125回分に戻し、
刻印以外の物を全部処分した場合、
火トカゲの刻印1個の原価は
51~174k程度になりました。

以上のことから、
火トカゲの刻印10個は10倍して、
510k~1.74Mという原価になります。
前回の生産での入手が1M程度でしたので、
ほぼ同額という結論になりました。



ということで、
強引な割り出し方をしてしまいましたが、
今回は、


 火トカゲの刻印10個=1M


と結論付けて、
この後の計算式に反映していきたいと思います。



またまた長くなったので今回はここまでです。
次回からはようやく本題である、
愚者の両手の原価を考えてみたいと思います。

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コメント

錬金術についてはヘラブナンが長期間やりつつ大変そうな発言を聞いていたのでスルー候補だったのですが、この記事を読んで確定になりました(`・ω・´) シャキーン
マゾスキルすぎる・・・

投稿: ジッパ | 2010年7月 4日 (日) 午後 09時00分

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