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2011年10月30日 (日)

LIAR

前回に引続き、ドエマーについてである。この第2回では、ルーツとなったジッパという人物について解説する。

ジッパ

生没年不詳、16世紀ごろの人物。英国出身の軍人で、造船技師でもあった。なおジッパというのは通称で、本名はジッパ・ダンともジッパー・ダンドンとも言われているが、確かなことはわからない。

大航海時代に軍人としてのキャリアをスタートさせたが、間もなく造船の魅力に取り憑かれ、船大工としての修行を積む。やがて自国の技術だけでは飽き足らず、他国の造船技術の習得を真剣に考え始め、ついには当時の主要各国への亡命を繰り返すことになった。そのため、各国から賞金をかけられて追われたこともある(その後英国に復帰)。その甲斐あってか、造船家としての腕は「魔改造」または「M改造」の異名を取るほどに優秀であり、当時リスボンやロンドンの街では、彼への依頼を叫ぶ声が引きもきらなかったという。

さて、彼の生涯を語る際に避けて通れないのが、その華麗なる女性遍歴についてである。全ての港に妻がいるとか、愛人が100人だとか噂されたほどで、亡命前から傾向としてはあったらしいが、本格化したのは亡命生活中である。お尋ね者としての他国での生活は、人一倍寂しがりやの彼にとって暴走の理由となったとしても不思議ではない。この「事績」は決して褒められたことではないが、同情すべき点が無いわけでもなかったのである。

ここに興味深いエピソードがある。賞金首時代の彼は何度か討伐されたのだが、討伐したのは何と彼の妻であった女性だというのだ。確かな史料も無く、話としてはややでき過ぎているため、後世の創作だとする研究者もいる。しかし、彼のドエマー性向を考慮し、私は事実だったのではないかと推測している。

この稿は今回で終了する。次回は未定である。

written by Kenneth Keptor (2011.11.30)

BGM : Pour Some Sugar On Me / DEF LEPPARD

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2011年10月28日 (金)

LITTLE LIES

今回より連載するこの稿では、現代でも使用される極めて特徴的な単語について、言語学的かつ考古学的な見地から考察し、解説を試みることにしたい。

早速、第1回目のワードを紹介する。

ドエマー

主に、極度の被虐的な状態にあって、喜悦を感じる性向を持つ人のことを指す。個人の称号として用いられることもある。複数形ドエマーズ。
マゾヒストの頭文字Mに由来しており、さらにその傾向が強い場合によく使用されている。マゾヒストについては、解説が多いため個別の項目を参照されたい。
この言葉の起源は意外に古く、約400年ほど前にさかのぼる。16世紀ごろの英国の軍人・造船技師であったジッパという人物が、この称号を名乗ったのが最初とされている。現在では軍人としてよりも、「愛の伝道師」として知られているが、彼については後述する。
この根拠となったのは、知人から彼あてに、この称号を贈る旨の書簡が存在し、さらにその直後に書かれた彼の日誌に、それを受けてドエマーを襲名するとの記述が見られたことであり、この言葉に関する最古の記録とするのが、現在の定説である。
なお、その書簡を送った人物については、セビリアに本拠を置く生産者集団に属する造船技師で、その組織の代表者であったらしいということ以外、今のところ詳細は不明である。ジッパは一時期スペインに所属していたことがあり、また同業でもあるので、知り合う機会もあったであろう。
また、その書簡では同時に箆鮒という人物にもこの称号を贈っているが、こちらは名乗った形跡が無い。理由についても、史料がないので不明である。

さて、このテーマでは全2回を予定している。次回は、語源となったジッパという人物について詳述する。

written by Kenneth Keptor (2011.10.27)

BGM : Bridge Of Destiny 2009 / ARCH ENEMY

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2011年10月22日 (土)

三度目の

今月の商会コンペ納品物はピラルクのグリル。
またあの場所へ出向く日がやってきた・・・

ログを辿ると前回は1年以上前。
ついこの間やった記憶があるのに、
月日の流れは意外と早い。

今回で3回目のピラル苦。
過去2回の反省点も踏まえているし、
今回はこれ

Pira3rd1

10Mクジで手に入れたヴェールもある。

先発部隊に届ける物資もきちんと用意し、
万全の態勢で現地へと向かう。
もう何も問題はない。

Pira3rd2

















今回の誤算その1:副官船

副官船を連れていると所持金の減りが早い。
こんな初歩的なことをすっかり忘れ、
そこそこの所持金で現場に向かってしまった。
ヴェール効果を持ってすれば、
給料が払えなくても反乱しない船員たちだが、
払うものは払っておかないと気持ちが悪い。
そんなこんなで途中で帰還してお金を下ろす羽目に。



今回の誤算その2:ヴェール

主天使のヴェールを使うことで、
1時間は何のトラブルもなく漁をすることができるが、
この安心感が逆に油断を招くことになる。
ちょいと離席気味で放置していたり、
暇な時にウツラウツラしたりすると、
あっという間にこの1時間が経過してしまい、
さくっと疫病が来てたりする。



・・・さすがピラル苦。
何度やっても慣れないし上手になれない。

それに・・・

Pira3rd3

来るたび必ず何かいいものを壊している気がする。

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2011年10月 4日 (火)

ご褒美

先週はアジア安全海域の週だった。
今回は時間があまり取れない週だったので、
時間をかけたい重装奪取の旅をやめて、
有力者からご褒美を貰う旅に出た。

実は今、
樽廻船を一から作り直したいという思いがあり、
そのためには船体用に造船技法書が必要で、
これが欲しかったりする。

始める前の状況は、
安平の貿易許可は得ており、
江戸との許可ももう少しで下りるという段階。
なので、
東南アジアのものを日本に持ち込んで交換し、
それをちょっとずつ安平で交換するというやり方で、
台湾のご褒美を狙ってみた。





Gohoubi1





これを繰り返すうち江戸での許可が下りたので、
今度は江戸でも交換を繰り返してみた。





Gohoubi2





初っ端ということもあって、
メモリアルはどんどん埋まっていく。
で、アジアが危険海域に戻ったところで、
また安全になったら来ればいいやという感じで帰還。

しかし・・・

Gohoubi3

2人とも造船技法書はくれやしない。
伊達の殿様にいたっては、
蒔絵のなつめばっかりくれる。
こりゃ大変だ・・・

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