重箱の隅
日本、台湾の交易品調査が終わり、
次は朝鮮だと思って調べ始めたが、
ここで歴史的事件の影響というのにぶち当たる。
東地中海の関税減少とトルコの相場低迷
関税の変化は、
それが起きてる時と起きてない時のデータが混ざると、
ヘラブナンメモがメチャクチャになる可能性があるし、
相場低迷は計算で何とか修正できそうだが、
できれば普段の相場で調査したい。
そんなわけで調査は一旦休憩。
いわゆる殿オンというやつを行い、
有力者からの贈答品メモリアルを埋めたり、
副官ナンタラを貰おうとしてみたりで、
影響期間が終わるのを待っている。
そんな待機中に、
朝鮮の名産品で以前から気になったことを調べてみた。
心底どうでもいいことなので興味の無い方はスルーで。
○チャムタシマ
ヨーロッパでは無価値のチャムタシマ。
どうやら欧州ではコンブを食べる習慣がないらしく、
食料品としての価値がないようだ。
干したコンブなら当然日本でも馴染みのある物だが、
このチャムタシマという名称には馴染みが無い。
朝鮮独特の加工品で独特の呼び名なのだろうか。
ネットで「チャムタシマ」と検索してみたが、
引っかかるのはこのゲーム関連のサイトのみ。
南蛮貿易の仕方とかそんな話ばかりで、
こいつの正体が掴めない。
そこで現地の言葉を調べてみた。
「チャム」は「本当に、真の」という意味で、
「タシマ」は「コンブ」らしい。
なのでこれはマコンブ(真昆布)のことだと思う。
チーズやベーコンの様に、
加工品に付けられたオリジナルの名称ではなく、
どうやら素材そのものの名称だったようだ。
何故「コンブ」や「マコンブ」じゃないのだろうか。
きっと朝鮮半島の名産っぽい名前にしたかったのだと思う。
多分。
○チョシ、コチュジャン
チョシの説明には「サンショウを使った調味料」とある。
漢字では椒[豆支](豆へんに支)と書き、
どうやら山椒味噌のことらしい。
山椒や胡椒を味噌に入れて作られたものである。
後に朝鮮半島に唐辛子が伝来し、
これを山椒の代わりに使ったものがコチュジャンだという。
故にコチュジャンの前身となる辛味調味料がチョシらしい。
しかしながら、
唐辛子が朝鮮半島に伝来したのは17世紀といわれており、
コチュジャンの誕生は更に後になる。
何故この時代に存在しているのか・・・
まあ、色んなIFがあるゲームなので、
細かなことは気にしない方がいいのかもしれない。
○楊州栗
漢陽の近くにある楊州(ヤンジュ)は栗の名産地だという。
ここの栗は日本で普通に見かける、
大きめで渋皮の剥きづらい和栗と同種らしい。
朝鮮半島にはこれとは別に平壌栗というのがあり、
こちらは天津甘栗でお馴染みの、
小ぶりで渋皮がツルっと剥ける中国栗だというので、
そことの明確な区別のために楊州と付けているのだろう。
ちなみにこの楊州は木へんの「楊」であり、
手へんの「揚」ではない。
手へんの方の揚州は中国の地名で、
現在は上海から長江をちょっとだけ上った所に、
揚州市(ヨウシュウし)という都市がある。
"楊州栗"の検索結果 約446件
"揚州栗"の検索結果 約1320件
(2013/01/27 Google調べ)
結構多くの人が勘違いしている。
以上。
ネットで適当に調べたことなので間違ってるかも。
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