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2013年1月 1日 (火)

交易トイフモノ

ロンドン交易所にて

「いらっしゃいませ、ヘラブナ様」
「早速だけど親父、
 今提灯の相場っていくらになってる?」

「ラッキーですよ。今なら110%でお取引を・・・」
「下げて」
「へ?」
「その値段下げて」
「お売りになるんですよね?」
「うん」
「で、こちらの買値を下げろと?」
「そう」
「ふっかけられることは年中ですが、
 その逆を言われたのは初めてですよ・・・」

「で、下がらないの?」
「相場は下がりつつありますので、
 そのうち下がるとは思いますが今すぐには・・・」

「そう。じゃあそれまで待たせてもらうわ」
「は、はぁ・・・」

数十分後

「あ、相場が動きました。提灯は105%に・・・」
「まだまだ」
「え、まだですか」
「そう。もう少し下げて」
「参ったな、こりゃ・・・」

さらに数十分後

「100%まで下がりましたよ・・・」
「OK。で、今いくら?」
「42500ですね。いつも通りの価格です」
「42500ね。ありがと親父。それじゃ」
「ちょ、ちょっと、売ってくれないんですか?」
「これからアントワープの価格調べてくるんで。じゃ」
「そ、そんなぁ」



前回の記事にもあるように、
東亜交易品の欧州での相場100%価格を調査中。無駄に。
それはそれは細かく調査中。無駄に。

これまで交易に関しては、
お金になるんならそれでいいや程度の感覚で、
より多くの儲けを得るためにはどうしたらいいかなど、
深く考えたことなどなかった。
なので、今回調査してることで、
相場や関税などで初めて知ったことが結構ある。

自分用のメモということで、
これらについて少々まとめてみる。





・相場の変動

交易所の相場はおよそ1時間に1回変動する。
その交易所での売買が盛んな時は、
この時間は短くなる。

変動する%の数値は交易品ごとに決まっていて、
必ずその数値だけ規則的に%が上下する。
交易品によっては、
92%→98%→104%の様に6%ずつ変化するなど、
決して100%の値段にならないものもある。

ただし、中には変動しない、しにくいものもある。
また、暴騰暴落時はこの法則が崩れ、
普段目にできない数値を拝むことができる。



・価格の有効桁数

交易品は内部的にそれぞれかなり細かなところまで、
価格の設定が行われているっぽい。
下手したら小数点以下の値もあるのかもしれない。
しかし交易所での売買価格は、
最大で上3桁までしか有効な数値として扱われず、
4桁目で四捨五入だか切捨てだかが行われている。
なので、価格が4桁のものは必ず下1桁が0、
5桁のものは下2桁が00になる。



・相場と関税による価格の設定

例えば、
相場100%で価格100の交易品があったとすると、
130%の時に価格が130ではなく128程度のことがある。
逆に70%時には72程度になり、
%が示す値には若干届かない印象を受ける。
相場が100%から離れれば離れるほどこの差は大きくなる。

提示額を見ているだけだと、
どう計算して、
どう端数の処理をしているのかもわからないので、
100%以外の相場の価格から、
100%時の価格を計算しようとしても、
結果が正しくならないことが多い。

非同盟港の場合はここに関税の計算も関与してくるので、
更なる誤差が生じることがある。



・関税と魚

自国の本拠地、領地、同盟港、
また伯爵以上の爵位があるなら、
自国の影響が10%以上ある非同盟港ででも、
関税なしで交易品の売買ができる。

しかし、それ以外の港では関税がかかる。
そのパーセンテージは、
自国の勢力やその港の国との敵対度などで変化する。

自分がその港でいくらの関税を取られているか、
それを確認するためには釣った魚が利用できる。
魚はどこの港に持って行っても売却額は同じらしく、
相場も暴騰暴落がなければ常に100%な模様。
なので本来の売値もわかるし相場変動時の価格計算誤差もない。
サワラ(400)やマンボウ(4000)など、
本来の売値が100以上で上1桁以外が0のものは、
税率計算結果が必ず上3桁に納まり端数が出ないので、

 関税込みでの売値 ÷ 本来の売値

で、正確な関税のパーセンテージを算出できる。

英国籍で各国との敵対度が通常の自分の場合、
歴史的事件の影響で関税減な港で売値87%(関税13%)、
それ以外の地中海の地域で売値86%(関税14%)だった。





さて、
こういったことを考えたり書いたりして、
相場変動の待ち時間を潰してきたが、
日本の交易品に関してはデータがかなり揃ってきた。

ヘラブナンメモ アントワープ価格部分抜粋

せっかく調べた内容なので公表したいものの、
このブログでどう表現するかその辺りを思案中。
って、それ以前にそんなもん要らないという話も・・・

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